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2010年8月10日

特設!夏休みこども「消費者の部屋」でパネル展示や親子木工教室を開催

 7月28日(水曜日)・29日(木曜日)の2日間、近畿農政局内において、『田んぼも森も牛たちも、僕も私も生きている』をテーマに、「特設!夏休みこども『消費者の部屋』」を近畿農政局と当所の共催で開催しました。、近畿農政局からは、環境の部屋、お米の部屋を設置し、各分野ごとに工夫を凝らした展示を行いました。当所からは、展示コーナー「森林の部屋」の設置と併せて「夏休み親子木工教室」を開催しました。展示コーナー「森林の部屋」では、二酸化炭素の吸収や生物多様性の保全など、森林のはたらきについてのパネルを展示して、来場者に説明を行いました。また、森林のはたらきに関するクイズも行い、2日間を通じて122組の親子にチャレンジしていただきました。参加者には、モックンをプレゼントしました。

 

森林の部屋 ヒノキ丸太」の重量あて

森林の部屋

ヒノキ丸太の重量あてに挑戦

 

「夏休み親子木工教室」には、一般から114組の応募があり、抽選で京都市内に住む親子30組76名に参加して頂きました。また、近畿農政局より5名、箕面森林環境保全ふれあいセンターより4名、当所より9名の総勢18名(延べ人数36)の職員が、スタッフとして指導に当たりました。
この「夏休み親子木工教室」は、小学生を対象に、木工を通じて木材に親しんでいただくことを目的として、平成13年から開催しており、今年で10回目となりました。
当日は、まず、当所の片山上席調整官より、開会の挨拶があった後、二宮係員と香呂指導普及主幹が、森のはたらきについて、「土」「水」「空気」の3点からパワーポイントを使用して説明を行いました。

  

森林のはたらきをパワーポイントで説明

森林のはたらきをパワーポイントで説明

 

続いて、箕面森林環境保全ふれあいセンターの本田自然再生指導官により、刃物など道具の使い方に関する安全指導を行った後、作業を開始しました。
こどもたちは、職員が準備した木の円盤やどんぐり、小枝などの材料を利用して、思い思いに想像力を働かせ、創作を行いました。また、今回は木の厚みや大きさの違う丸太や板も材料に加えました。こどもたちの手にふれると、マジシャンのように、「さかな」や「オオクワガタ」などに変わっていきました。
2時間の作業時間は、作業に熱中しているうちに、あっという間に終了し、こどもたちの個性あふれる作品が完成しました。作品の中には、どんぐりのお家、クマの壁掛け、クワガタ、せみとマツぼっくりの置きものなどもありました。
最後に、当所の片山上席調整官から「日本では、国産の木材があまり使われていませんこのため、手入れが行き届かないスギ、ヒノキなどの人工林が増えています。植える、育てる、収穫する、木を上手に使うというサイクルが多くの生き物を育て、二酸化炭素をたっぷり吸収する元気な森をつくります。本日の木工教室をきっかけとして、日本の木、国産の木を使っていただくことが、環境にも優しく、森を元気にします。」旨挨拶を述べました。参加者全員で片付けをした後、こどもたちは完成した作品を手に、帰路につきました。
こどもたちには、2日間のそれぞれ作品を、夏休みの思い出と共に「たいせつな宝物」として、いつまでも森林のめぐみを、大切にしてほしいと思いました。

 

木工教室の様子 木工教室の様子

木工教室の様子 

 
 親子で考え中  なかよく兄妹で参加

 親子で考え中

 なかよく兄弟で参加

さかなとクワガタの作品  

 さかなとクワガタの作品

 

 

夏休み親子木工教室や展示コーナー「森林の部屋」に参加いただいた方には、森林はとても大切で、なくてはならないことを充分に理解していただけたと感じました。

 

 

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