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「屋根・檜皮採取初級研修」への講師派遣

2010年5月17日

活動報告

5月11日(火曜日)に、伝統的な木造建造物に用いられる檜皮葺の技術者及び檜皮葺の原材料となるヒノキの樹皮を剥ぐ技術者(原皮師(もとかわし))の養成を目的とした「屋根・檜皮採取初級研修」に、髙山流域管理調整官と今井業務調整官の2名を講師として派遣しました。
この研修は、公益社団法人全国社寺等屋根工事技術保存会が実施しているもので、同会に加盟する工務店等の若手社員(16歳~20歳)8名が参加しましました。
当日は、まず、文化財建造物保存技術研修センターにおいて、髙山流域管理調整官より、「山の防災(山仕事における安全管理)」と題して、災害の発生メカニズム、「ハインリッヒの法則」、近畿中国森林管理局における災害事例、林内に生息する「蜂」の対処方法などについて講義を行いました。
続いて、今井業務調整官より、「等高線の見方」と題して、地図の見方や等高線による地形表現(尾根と谷の見分け方)などについて講義を行いました。

講義の様子

講義の様子

  

その後、研修場所に隣接する高台寺山国有林に移動して、地図と現地の地形の比較による現在地の確認、等高線による地形の表現、国有林内に設定している檜皮採取試験地の取組などを学んでいただきました。
最後に、髙山流域管理調整官から、伝統的な技術の習得により、日本の木造建築技術を未来に継承して頂きたい旨、激励の言葉を述べて講義を終了しました。

 

カシノナガキクイムシ防除の説明 檜皮採取試験地の説明

カシノナガキクイムシ防除の説明

檜皮採取試験地の説明

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