平成21年5月25日(月曜日)から27日(水曜日)の3日間、京都市教育委員会の主催による「生き方探究・チャレンジ体験」推進事業の一環として、京都市立西京極中学校2年生の3名を受け入れて、職業体験を実施しました。
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「生き方探究・チャレンジ体験」参加の中学生達 |
まず初日には、片山上席調整官より当所の概要について、高山流域管理調整官より3日間の日程と現場での業務について説明を行いました。
その後、安祥寺山国有林(京都市山科区)に移動して、現場での作業を体験しました。 現地では、まず、高山流域管理調整官より安祥寺山国有林の森林整備について説明を行いました。その後、保育間伐予定箇所の収穫調査を行うため、標準地の設定と標準地の面積を出す測量実習を行いました。測量実習では、3名ともポケットコンパス、ポール等を使用しての作業に興味を覚えた様子で、松本収穫・生産販売主幹の指示を受けながら熱心に作業をしていました。
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コンパスを使った測量を実際に体験した中学生達 |
2日目は、前日に設定した標準地で、間伐するヒノキを選別しながらテープにより印をつけて、収穫調査を行いました。また、歩道設置予定箇所の路線測量も行いました。作業終了後は所内に戻り、立木材積と間伐率を計算しました。
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測量成果を熱心に計算する中学生達 |
3日目は、月ノ輪国有林(京都市右京区)でケヤキ及びヒノキ(17年生)3本の除伐(植栽木の生長に支障となる木の伐採)を行いました。初めての伐採経験でしたが、作業経験を積むにつれて、ノコギリの使い方が上手になっていました。
最後に、箕面ふれあいセンターの田中自然再生指導官のもと、カブトムシ・クワガタの木工クラフトを行いました。完成した時の生徒たちの「さわやかな笑顔」が印象的でした。
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初めて伐採体験をする中学生達 |
力作ぞろい |
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最初は、3名とも大人しくてどうなるのかと心配しましたが、3日間の自然の中でのいろいろな出来事や体験により、学校で学ぶ授業とは比較が出来ないくらいの大きな何かを学び得たのではないかと思いました。
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