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インド環境森林省の行政官が高台寺山国有林を視察

11月11日(水曜日)に、JICAによる国別研修「森林官研修センター研修能力向上プロジェクト(インド)」の一環として、インド環境森林省森林教育局の関係者計4名が当所を来訪しました。同プロジェクトは、インドのデラドゥン(Dehradun)にある「国立森林官研修機関(State Forest Service College)」での森林官を対象とする研修を改善することを目的とするもので、本年2月から、始まりました。今般、プロジェクトの一貫として、同研修所の関係者が我が国における森林管理の現状を視察するために来日し、当所にも来訪することとなりました。
当日は、まず、所内にて、福田所長より、国有林の成立や当所の概要、最近の主要取組などについて説明を行いました(※説明資料(PDF:769KB))。

その後、バスにて、高台寺山国有林の東山山頂公園に移動しました。現地では、福田所長より、高台寺山国有林の概要について説明を行った後、1時間半ほどかけて、林内の視察をして頂きました。林内では、カシノナガキクイムシ被害対策や「世界文化遺産貢献の森林」としての森林施業、「京都伝統文化の森推進協議会」による林相転換試験などについて紹介を行いました。研修生からは、インドにおける森林火災の発生状況や伝統建築における木材利用などについて情報提供がありました。
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高台寺山国有林の視察の様子

最後に、清水寺境内の「清水の舞台」から高台寺山国有林を見て頂き、世界文化遺産の背景林としての重要性を理解して頂きました。研修生からは、「インドの森林では過剰な利用が問題となっているのに対して、日本では過少な利用が問題となっていることが良く分かった」との反応がありました。
研修生には、京都の国有林が伝統、文化及び観光と密接に結びついていることを実地で学んで頂きました。京都の国有林で学んだことを自国での森林の管理・経営に役立てて頂くことを期待したいと思います。
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清水寺で研修生と記念撮影

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ダイヤルイン:075-414-9822
FAX:075-432-2375

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