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JICA研修「持続可能な森林経営の実践活動促進」の研修生が来所

10月8日(木曜日)に、JICAによる集団研修「持続可能な森林経営の実践活動促進」の一環として、ブラジル、ブルキナファソ、カンボジア、中国、コロンビア、エチオピア、ケニア、ラオス、マラウィ、ミャンマー及びフィリピンの研修生計12名が当所に来訪しました。同研修は、持続可能な森林経営の推進に向けて、基準・指標に基づく森林資源等のモニタリングの実施や参加型手法に基づく国家森林プログラムの策定に関する知識・技術を習得させることを目的としており、当所では、「世界文化遺産地域における森林の保護管理」をテーマとして視察をして頂きました。
当日は、前夜に大規模な台風18号が中部地方に上陸したことから、午前中まで小雨と強風が残りましたが、午後には晴れ間も出る天気となりました。
視察では、まず、所内にて、福田所長より、国有林の成立や当所の概要、最近の主要取組などについて説明を行いました(※資料参照(PDF:801KB))。研修生からは、シカ食害への対策、法令による伐採規制への対応、違法な伐採の取締などについて、熱心な質問がありました。

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当所の概要等を説明する福田所長

その後、バスにて、高台寺山国有林の東山山頂公園に移動しました。現地では、福田所長より、高台寺山国有林の概要について説明を行った後、1時間半ほどかけて、林内の視察をして頂きました。林内では、カシノナガキクイムシ被害対策や「世界文化遺産貢献の森林」としての森林施業、「京都伝統文化の森推進協議会」による林相転換試験などについて紹介を行いました。最後に、清水寺境内の「清水の舞台」から高台寺山国有林を見て頂き、世界文化遺産の背景林としての重要性を理解して頂きました。

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カシノナガキクイムシ被害対策の説明の様子 清水寺を背景に記念撮影

午後は、高山流域管理指導官の案内により、鞍馬山国有林に設定した「京都古事の森」を視察して頂きました。「京都古事の森」では、本年5月に「京都古事の森育成協議会」が整備した「京都古事の道」や複層林施業、シカ食害の対策などについて紹介を行いました。
研修生には、京都の国有林が伝統、文化及び観光と密接に結びついていることを実地で学んで頂きました。京都の国有林で学んだことを自国での森林の管理・経営に役立てて頂くことを期待したいと思います。

お問い合わせ先

京都大阪森林管理事務所 
ダイヤルイン:075-414-9822
FAX:075-432-2375

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