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「自然観察と間伐体験」リポート

~「自然観察と間伐体験」~

平成17年6月5日(日曜)曇り
安祥寺山国有林(東山森林事務所管内)で、自然の大切さ(森林からの恵み)を学び、森に感謝の意味を込めて、親子24人が自然観察と間伐を体験しました。

京都森林インストラクター会の会員が、京都一周トレイルコースでもある南禅寺山国有林(左京区)~安祥寺山国有林(山科区)の歩道沿いの樹木についてわかりやすく説明。特に、ヒノキの葉の特徴は、葉裏の気孔帯がアルファベットの「Y」の字に白く見える特徴がある、ヤマウルシはかぶれの原因になるなどの説明があり参加者は興味をしめしていた。

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(家で作ってきたお弁当と、京都インストラクター会の準備した温かい豚汁で昼ご飯です。)

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(紙芝居「森かのおくりもの」京都インストラクターの方の絶妙な紙芝居にこども達は引き込まれていきます。)


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(真剣なまなざしの参加者)

ヒノキは下枝が枯れ上がらないため、あちらこちらで掛かり木となり倒すのにロープやF型掛かり木処理器で押したり引いたり一苦労。
こどもたちも、ロープを引き大人たちと共に、ワッショイ、ワッショイと声を掛け大健闘。間伐木が倒れるとどこからともなく拍手がわきあがっていた。
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(始めて持つノコギリで頑張る参加者)

間伐をしたヒノキを1.5m位に切り皮をむき、丸太切りの体験を実施。悪戦苦闘し自分で切った輪切の年輪の数を数えたり、ヒノキの香りをかいだり、こどもたちは思い思いに木の温もりを肌で感じていた。

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(間伐したヒノキの皮をむいて輪切りを作ります。)

帰りはJR山科駅まで全員徒歩で下山した。ケガもなく無事本日のイベントを終了できました。

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(木や草の名前や特徴を聞き山の中の道を登ったり下ったりの自然観察。まだまだ元気な様子。)
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(ヒノキの葉の裏側に白い線でYの字に見える:画面をクリックすると拡大できます)

午後から、紙芝居「森林からのおくりもの」で森林の必要性や間伐の必要性について理解したあと、安祥寺山国有林でヒノキの間伐(林齢27年生)を3班に分かれ25本を切り倒した。


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(間伐の方法を説明中。怪我をしないように安全な木の倒し方を説明しています。聞く方も真剣です。)


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(山の中で説明を聞く参加者。左後ろの人はF型掛かり木処理器を、中央奥の人は腰にロープを持っています。木を切ることが初めての人もいて、やる気満々で話を聞いています。)



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(間伐後の林内はひときわ明るくなって残した木は太陽の光をいっぱい浴びてすくすくと太い木に成長していきます。)

この日初めて間伐を体験をしたこどもたちもおり、木を倒した時「気持ち良かった」「少し疲れたけど楽しかった」などの声が聞かれたが、日頃できない貴重な間伐体験ができ満足そうでした。


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(自分で切ったヒノキの輪切り。真ん中から年輪を数えて何歳の木か調べています。27本の年輪を確認して納得の様子です。)
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F型掛かり木処理器:先にある2本の爪の間に間伐木に掛けて引き倒します。画面をクリックすると先の部分の拡大を見れます。)

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(JR山科駅まで山道を下って帰ります。お疲れ様でした。)

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