ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 京都大阪森林管理事務所 > メールニュース「平安」40号配信しました。


ここから本文です。

更新日:2011年2月2日

 

メールニュース「平安」40号配信しました。

                      *******平安*******
                      *******第40号*******
                          === 平成23年2月1日 ===
            ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  
            ┃    林野庁近畿中国森林管理局                                        ┃
        ┌╂┐京都大阪森林管理事務所メールニュース                  ┃ 
        │┗┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 
        │    │      
        └─┘ 


◇───────────────────────────────────────◇

(目次)
1.1月のニュース
(1)林野庁長官賞(優秀賞)の授与式を実施
-国有林野事業業務研究発表会森林ふれあい部門で受賞-
(2)「嵐山国有林の再生に向けた市民参加による森林調査事業」の第2回会合を開催
(3)京都伝統文化の森推進協議会が第1回「文化的価値発信専門委員会」を開催

2.2月の予定

 

1.1月のニュース

(1)林野庁長官賞(優秀賞)の授与式を実施-国有林野事業業務研究発表会森林ふれあい部門で受賞-]

    平成22年11月17日、林野庁で開催された「国有林野事業業務研究発表会」において、当所から出席した白木造林担当主幹と特定非営利法人大文字保存会の長谷川さんが共同で、「銀閣寺山国有林におけるマツ林再生の取組」と題する研究成果の発表を行い森林ふれあい部門で優秀賞を受賞しました。
表彰状の到着を待ち、平成23年1月11日(月曜日)、当所所長室において、林野庁長官賞(優秀賞)の授与式を行いました。長谷川さん、白木造林担当主幹とも、満面の笑顔で賞状を受け取っていただきました。

    この発表は、平成21年度に近畿中国森林管理局で開催された「森林・林業交流研究発表会」において、前任の城尾造林担当主幹が、特定非営利法人大文字保存会の長谷川さんと共同で発表を行い、『林木育種センター関西育種場長賞』を受賞した課題で、これに平成22年度の取組を加えて後任の白木造林担当主幹が発表したものです。

    当所では、今回の研究成果を踏まえて、引き続き、特定非営利法人大文字保存会等と連携しつつ、銀閣寺山国有林におけるマツ林再生の取組を更に強化する考えです。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/230111tyoukan_hyousyou/230111tyokansyo_hyosyosiki.html


(2)「嵐山国有林の再生に向けた市民参加による森林調査事業」の第2回会合を開催

    1月18日(火曜日)に、嵐山国有林(京都市右京区)において、「嵐山国有林の再生に向けた市民参加による森林調査事業」の第2回会合を開催しました。
この事業は、平成22年度「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」第1回会合(平成22年9月29日開催)において取り組むこととしたもので、嵐山再生研究会が主体となります。植生の変化やシカの増加などにより危機的状況にある嵐山国有林について、かかる状況に対する市民の理解や保全に対する地元意欲を高めるために、嵐山再生研究会のメンバーの指導のもと、景観保全、シカ対策、林地保全の3分野において市民参加による森林調査を実施して、調査結果の普及を図ろうとするものです。 

    第1回会合を平成22年11月5日に開催し、今回が2回目となります。 
    今回の会合には、専門家からなる嵐山再生研究会、嵐山商店街など嵐山国有林周辺の住民25名と京都大阪森林管理事務所から高山流域管理調整官、野村治山調整官の2名が参加しました。
    まず、参加者に、京都大阪森林管理事務所から山腹工など保安施設をはじめとする「林内に入っても楽しめるような森」を目標とした森林整備構想を説明しました。次に、林内を散策しながら、高橋専門委員より、シカ、イノシシなどの生態、シカによる森林への影響等について説明が行われました。また、奥敬一主任研究員((独)森林総合研究所関西支所主任研究員)より、カシノナガキクイムシが媒介する菌による「ナラ枯れ」のメカニズムについて説明が行われました。
第1回、第2回会合ともに、嵐山の現状を地元住民の方々に理解していただく、貴重な現地見学会となりました。第3回会合(2月上旬開催予定)では、モニタリング調査区の設定や方法について話し合う予定です。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/230201arasiyama_monitaringu/230201arasiyama_monitaringu.html


    (3)京都伝統文化の森推進協議会が第1回「文化的価値発信専門委員会」を開催

    1月19(水曜日)に、京都大学こころの未来研究センターにおいて、京都伝統文化の森推進協議会の第1回「文化的価値発信専門委員会」が開催されました。
この委員会では、冒頭、事務局の三嶋京の森づくり推進担当課長より、新たに鎌田東二教授(京都大学こころの未来研究センター教授)を同専門委員会の委員長に就任していただき、さらには芸術関係の大学教授やマスコミ関係者、陶芸家など各方面の方々に就任していただいたとの報告がありました。これまで、伝統文化の森推進協議会の取組は、森林整備・景観対策及び市民連携を主体に行ってきたところであり、設立当時から、文化的価値発信専門委員会を設けていたにもかかわらず、取り組みが遅れていたことから、改めて、京都三山の文化的価値を発信していく取組を、この委員会で議論していただきたい旨の説明がありました。

    委員会では、文化的価値発信について、取組の強化を図るため、新しく選任された8名の専門委員の顔合わせ及び自由な意見交換を行いました。
討議の中で、「五条坂登り窯復活プロジェクト」に取り組むことが確認されました。このプロジェクトの目的は、(1)次代を担うこどもたちに、地元の登り窯、地元の木材(薪)でマイ茶碗等を作陶することにより、物づくりの楽しさ、物を大切にする気持ちを醸成する。(2)作陶家であるプロが価値のある作品をこの登り窯で焼き上げてみせる。課題としては、(1)10数年前に一度火入れの案がありましたが、地元住民の反対により実現できなかったことから、再度登り窯に火を入れることに対して地元住民の理解と協力が必要。(2)登り窯の修理に、約3,500万円もの多額に費用が必要。(3)地元の木材(薪)を安定的に供給するためには、民有林及び国有林が一体となった路網の整備が必要。等の課題が浮き彫りになりました。これらの課題を克服し、プロジェクトを成功させるため、戦略を練ることとなりました。

    まず手始めに、3月15日(火曜日)に、文化的価値発信の各専門委員による基調講演のシンポジウムを開催し、市民に「京都の森は何をもたらしたか?」その文化的価値を考えていただくきっかけ作りを行うこととなりました。 
    次に、大学生等若い世代に、どのようにして森林の重要性や京都の森林のあるべき姿とはどうであるべきなのか関心を持たせるのかが重要となっていることから、週1回とか月1回には発信していくなど、インターネットを活用した取組が必要であることも確認されました。
当所からは、外山所長、高山流域管理調整官がオブザーバーとして出席しました。

 

2.2月の予定

2月  7日(月曜日)嵐山国有林の再生に向けた市民参加による森林調査事業 第3回会合
2月  9日(水曜日)~10日(木曜日)出所日 
2月14日(月曜日)~15日(火曜日)業務・治山課長等会議
2月17日(木曜日)箕面例会 
                              京都上京労働基準監督署との合同パトロール 
2月21日(月曜日)~22日(火曜日)森林管理署長等会議
2月23日(水曜日)五大力さん山火事警防(醍醐山国有林)
2月23日(水曜日)~24日(木曜日)森林官会議
2月25日(金曜日)嵐山国有林の取扱に関する意見交換会
                              第30回 嵐山植林育樹の日

 

購読の登録・解除は以下のサイトからお願い致します。
http://www.maff.go.jp/j/pr/e-mag/index.html

 

 

 

お問い合わせ先

京都大阪森林管理事務所 
ダイヤルイン:075-414-9822
FAX:075-432-2375

森林管理局の案内

リンク集