ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 京都大阪森林管理事務所 > 情報コーナー > メールニュース > バックナンバー > メールニュース「平安」32号配信しました。


ここから本文です。

京都大阪森林管理事務所

2010年6月1日

メールニュース平安32号配信しました。

京都大阪森林管理事務所メールニュース

「平安」第32号

 

平成22年6月1日

林野庁近畿中国森林管理局

京都大阪森林管理事務所メールニュース

(目次)
1.5月のニュース
(1)貴船区との意見交換会を開催
(2)箕面国有林で「オオクワガタの棲める森づくり」植樹祭を開催
(3)東アジア諸国の若手研究者が京都東山の国有林を視察
(4)中国国家林業局の視察団が京都東山の国有林を視察
(5)「屋根・檜皮採取初級研修」に講師を派遣
(6)「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」が総会及び例会を開催
(7)オムロン(株)が長刀坂国有林においてマツ林再生イベントを開催
(8)管内概要「京都・大阪の国有林」を改訂
2.6月の予定

 

1.5月のニュース

(1)貴船区との意見交換会を開催

5月19日(水曜日)に、京都市左京区貴船鞍馬町の旅館「きらく」において、貴船区との意見交換会を開催しました。貴船区は、京都市北部の貴船川沿いに位置しており、「貴船の川床」で知られる旅館街となっております。貴船川の両岸には、当所の管理する貴船山・鞍馬山国有林が迫っており、貴船区と当所とは、以前から密接な関係を有しています。
これまで、当所では、毎年一回、貴船区からの要望を聞く場を設定して参りましたが、昨年度より、「意見交換会」として、当所からも、貴船山・鞍馬山国有林における事業実施状況について情報提供を行い、相互に情報交換・意見交換を行う場に衣替えすることとしました。今回の意見交換会は、昨年度に引き続き、2回目となります。
当日は、まず、福田所長より、日頃の事業実施に対する貴船区の協力に対して謝意を表した上で、貴船山・鞍馬山国有林における平成21年度の事業実施結果及び平成22年度の事業実施予定について説明を行いました。
続いて、貴船区の藤谷副区長より、具体的な箇所を示しつつ、落石対策の実施や危険木の処理、獣害対策の実施などについて要望があり、その後、双方で率直な意見交換を行いました。
最後に、福田所長より、今後とも、密接な情報交換・意見交換を継続していきたい旨述べて、意見交換会を終えました。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/kibuneku_ikenkoukankai/kibuneku_ikenkoukankai.html

 

(2)箕面国有林で「オオクワガタの棲める森づくり」植樹祭を開催

5月9日(日曜日)に、箕面国有林において、箕面森林環境保全ふれあいセンターと当所の主催により、「オオクワガタの棲める森づくり」植樹祭を開催しました。
箕面森林環境保全ふれあいセンターでは、箕面国有林において、かつての箕面の森の再生を目指して、ヒノキ、スギ林からクヌギ、コナラなどの落葉広葉樹林への転換を図る「オオクワガタの棲める森づくり」に取り組んでいます。同「森づくり」では、住民参加型のプロジェクトとして、箕面市内の小学生や幼稚園児、周辺住民などに、クヌギやコナラなどの苗木を育成して頂いており、今回、スギ、ヒノキの伐採跡地に苗木を植栽して頂くこととなりました。

式典では、まず、近畿中国森林管理局の野口計画部長と箕面体験学習の森整備事業検討委員会の服部保代表(兵庫県立大学教授)より、開会の挨拶がありました。

その後、参加者は11の班に分かれて、各自が育てたクヌギ、コナラの苗木を「カミネッコン」に移し替える作業を行いました。苗木の移し替え作業終了後、植栽箇所に移動して、苗木の植栽を行いました。
昼食をはさんで、午後からは、「オオクワガタの森づくり」のイメージソング「未来の森」を作詞作曲した彩さんによるミニコンサートが行われました。
最後に、来年の植樹祭に向けて、ドングリから育てた苗木の配布を行いました。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/220509mino-syokuju/220509mino-syokuju.html

 

(3)東アジア諸国の若手研究者が京都東山の国有林を視察

5月14日(金曜日)に、(独)日本学術振興会(JSPS)による「若手研究者交流支援事業」の一環として、名古屋大学の招聘により来日した東アジア諸国の若手研究者が京都東山の国有林の視察に訪れました。「若手研究者交流支援事業」は、平成19年にフィリピンで開催された第2回東アジア首脳会議において、安倍総理(当時)が発表した青少年交流計画に基づき、若手研究者の交流を通じて、東アジア諸国との地域協力の実現を目指すことを目的としています。
今回、名古屋大学では、JSPSからの委託を受けて、5月9日から22日にかけて、8ヶ国の拠点大学から若手研究者14名を招聘しました。若手研究者は、訪日中、名古屋大学でのセミナーに参加するとともに、トヨタ自動車、廃棄物処理施設などの現地視察を行い、現地視察の一環として、当所管内にお越し頂くこととなりました。
当日は、まず、所内にて、福田所長より、当所の管内概要と最近の主な取組について説明を行いました。続いて、高台寺山国有林に移動した後、福田所長の案内により、東山山頂公園から清水寺まで高台寺山国有林の林内を視察して頂きました。福田所長からは、林内を1時間半ほど歩きながら、高台寺山国有林の歴史的変遷やカシノナガキクイムシの被害対策、「京都伝統文化の森推進協議会」による活動などのトピックについて紹介を行いました。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/higasiasia_wakatekenkyusha/higasiasia_wakatekenkyuusha.html

 

(4)中国国家林業局の視察団が京都東山の国有林を視察

5月31日(月曜日)に、林野庁の招聘により来日した中国国家林業局管理幹部学院の視察団が京都東山の国有林の視察に訪れました。中国国家林業局管理幹部学院は、国家林業局の研修機関で、林野庁森林技術総合研修所との間で姉妹提携協定を締結しています。今般、両者の交流を促進するため、5月27日から6月1日にかけて、同管理幹部学院の張周忙副院長を団長とする6名の視察団が来日し、森林技術総合研修所(東京都八王子市)を訪問した後、現地視察として、当所管内に来訪しました。
当日は、所内にて、福田所長より、当所の管内概要と最近の主な取組について説明を行った後、高台寺山国有林の林内を視察して頂きました。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/evrepo/220531chuugoku_kokkarinngyou/chuugoku_kokkarinngyoukyoku.html

 

(5)「屋根・檜皮採取初級研修」に講師を派遣

5月11日(火曜日)に、伝統的な木造建造物に用いられる檜皮葺の技術者及び檜皮葺の原材料となるヒノキの樹皮を剥ぐ技術者(原皮師(もとかわし))の養成を目的とした「屋根・檜皮採取初級研修」に、髙山流域管理調整官と今井業務調整官の2名を講師として派遣しました。
この研修は、公益社団法人全国社寺等屋根工事技術保存会が実施しているもので、同会に加盟する工務店等の若手社員8名が参加しましました。
当日は、まず、文化財建造物保存技術研修センター(京都市東山区)において、髙山流域管理調整官より、「山の防災(山仕事における安全管理)」と題して、災害の発生メカニズム、「ハインリッヒの法則」、近畿中国森林管理局における災害事例、林内に生息する「蜂」の対処方法などについて講義を行いました。続いて、今井業務調整官より、「等高線の見方」と題して、地図の見方や等高線による地形表現などについて講義を行いました。
その後、研修場所に隣接する高台寺山国有林に移動して、地図と現地の地形の比較による現在地の確認、等高線による地形の表現、国有林内に設定している檜皮採取試験地の取組などを学んでいただきました。
最後に、髙山流域管理調整官から、伝統的な技術の習得により、日本の木造建築技術を未来に継承して頂きたい旨、激励の言葉を述べて講義を終了しました。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/220511hiwadakousihaken/220511hiwadakousihaken.html

 

(6)「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」が総会及び例会を開催

5月20日(木曜日)に、箕面市役所において、「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」の2010年度総会及び第10回例会が開催されました。今回の総会では、昨年度の事業実績及び収支決算の報告が行われるとともに、今年度の事業計画(案)及び収支予算(案)について審議が行われました。例会では、箕面国有林内に設置された道標等の整理について議論が行われるとともに、各団体から今年度の活動計画について報告が行われました。
総会では、事務局より、2009年度事業実績及び収支決算報告(案)の承認、2010年度事業計画(案)及び収支予算(案)の承認、委員交代による委員名簿の確認の各議題について説明が行われ、いずれも提案通り採択されました。
続いて開催された例会では、まず、事務局より、箕面国有林内では、各団体が別個に道標等を設置しており、重複する箇所も多いことから、道標等を整理する必要がある旨問題提起を行いました。続いて、各団体から、道標等の設置状況について報告が行われました。議論の結果、今後、新規に道標を設置する場合には、協議会で統一した規格で作成した道標を設置することとしました。あわせて、次回会合において、道標の設置や補修、整理が必要な箇所を再確認することとしました。
最後に、各団体より、今年度の活動計画について報告が行われました。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/katudo_hokoku/20100524minoo_reikai/20100524minoo_reikai.html

 

(7)オムロン(株)が長刀坂国有林においてマツ林再生イベントを開催

5月22日(土曜日)に、京都市右京区嵯峨の長刀坂国有林において、オムロン(株)及び(社)京都モデルフォレスト協会の主催による森林整備イベント「みんなで再生しようアカマツ林」が開催されました。長刀坂国有林は、当所と(社)京都モデルフォレスト協会が協定を締結した「ふれあいの森」となっており、オムロン(株)は(社)京都モデルフォレスト協会による長刀坂国有林での活動を支援しています。
当日は、まず、長刀坂国有林の麓にある後宇多天皇陵前において、開会式が行われました。開会式では、京都府モデルフォレスト推進課の川戸副課長より、今回のイベントの目的や作業内容について説明がありました。その後、4つの班に分かれて「長刀坂」と呼ばれる坂道を20分程登り、作業予定地に到着しました。
現地では、まず、各班の指導者から、今回の作業内容である除伐の方法と、作業時の注意点について説明が行われました。
その後、参加者は、ノコギリを使って、アカマツの生育を阻害している灌木の伐倒作業にとりかかりました。伐倒後は、伐り倒した木の枝を払い、細かく切り分けてから、所定の箇所に集積しました。
参加者たちは、午前中1時間半、昼食後1時間の作業を行いました。作業が進むにつれて、林内は明るくなり、アカマツの稚樹が生育しやすい環境が整備されました。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/evrepo/220525choutouzaka_shokujyu/220525choutouzaka_shokujyu.html

 

(8)管内概要「京都・大阪の国有林」を改訂

当所では、平成20年4月に管内概要「京都・大阪の国有林」を作成しましたが、この度、最近の動向を踏まえて、管内概要の改訂を行いました。「京都・大阪の国有林」はA4版8頁で、京都大阪森林管理事務所の概要、主な国有林の概要、最近の主な取組、管内図などを掲載しています。
「京都・大阪の国有林」改訂版のファイルは、以下のサイトより入手できます。なお、印刷物も余部がございますので、ご希望の方は、当事務所までご相談願います。

http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/kyoto/kannai_gaiyou/kannai_gaiyou.html

 

2.6月の予定

6月11日(金曜日)御立籔国有林における竹林整備ボランティア活動
6月11日(金曜日)「京都伝統文化の森推進協議会」専門委員会

6月30日(水曜日)阿弥陀ヶ峯造林宿舎跡地公売

 

ご意見・ご感想のあて先

mailto:kc_kyoto@rinya.maff.go.jp

〒602-8054

京都市上京区西洞院通り下長者町下ル丁子風呂町102

京都大阪森林管理事務所あて

TEL075-414-9822

FAX075-432-2375

購読の登録・解除は以下のサイトからお願い致します。

http://www.maff.go.jp/j/pr/e-mag/index.html

 

お問い合わせ先

京都大阪森林管理事務所 
ダイヤルイン:075-414-9822
FAX:075-432-2375

森林管理局の案内

リンク集