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京都大阪森林管理事務所

メールニユース「平安」第27号配信しました。

2010年1月4日

京都大阪森林管理事務所メールニュース

「平安」第27号

 

平成22年 1月 4日

林野庁近畿中国森林管理局
京都大阪森林管理事務所メールニュース

(目次)
1.12月のニュース
(1)京都伝統文化の森推進協議会が「東山を食べよう!薪割とシイの実料理」を開催
(2)JICA地域研修「コンゴ盆地周辺国森林保全研修」の研修生が来所
(3)京都大学の学生から高台寺山国有林見学のレポートを受領
(4)淀川労働基準監督署との合同パトロールを実施
(5)オムロン(株)が長刀坂国有林で森林整備活動を実施
(6)「第6回箕面の山大掃除大作戦」に参加

2.1月の予定

1.12月のニュース

(1)京都伝統文化の森推進協議会が「東山を食べよう!薪割とシイの実料理」を開催

12月7日(月曜日)に、高台寺山国有林において、「京都伝統文化の森推進協議会」の主催によるイベント「東山を食べよう!薪割とシイの実料理」が開催されました。「京都伝統文化の森推進協議会」では、カシノナガキクイムシ被害木の伐倒処理木の有効活用を図るため、昨年より、処理木を活用した薪割イベントを開催しています。今年は、薪割に加えて、高台寺山国有林の林分を優占しているシイの実を使った料理も行うこととしました。

当日は、高台寺山国有林内の防火貯水槽付近に集合した後、木戸課長から開会の挨拶がありました。続いて、福田所長より、今年は京都市周辺でカシノナガキクイムシによる被害が拡大している、このような中、伐倒処理木を薪として活用して頂く試みは大変有り難いと感じている、また、高台寺山国有林に生育するシイの実も地域の資源として有効に活用して頂きたい旨挨拶を述べました。
その後、薪割作業とシイの実料理の担当に分かれて、作業にとりかかりました。薪割作業では、林内に放置してある伐倒処理木を運んだ上で、斧による薪割を行いました。シイの実料理では、薪割でつくった薪を簡易かまどで燃やして、餅米を蒸らし、高台寺山国有林産のシイの実を混ぜた上で、杵で餅つきをしました。1時間半ほどの作業を終えた後、参加者全員で、シイの実入り餅を試食しました。シイの実入り餅は、ほのかな甘みがあり、好評でした。 

(2)JICA地域研修「コンゴ盆地周辺国森林保全研修」の研修生が来所

12月9日(水曜日)に、JICAによる地域研修「コンゴ盆地周辺国森林保全研修」の一環として、コンゴ盆地周辺諸国8ヶ国(ブルンジ、カメルーン、中央アフリカ、チャド、コンゴ、コンゴ(民)、ガボン、ルワンダ)の研修生11名が当所を来訪して、高台寺山国有林の視察を行いました。
本年2月には、同研修の開始に先立ち、コンゴ盆地周辺諸国の政府高官9名が研修内容の具体化のために来日して、当所管内の視察もして頂きました。今回の研修は、2月の視察結果を踏まえて計画されたもので、我が国における森林保全・管理の取組を踏まえて、自国への適用方法を検討することを目的としています。

当日は、まず、所内にて、福田所長より、当所の管内概要と最近の主な取組について説明を行いました。高台寺山国有林に移動した後、福田所長の案内により、東山山頂公園から清水寺まで林内を視察して頂きました。福田所長からは、林内を1時間ほど歩きながら、高台寺山国有林の歴史的変遷やカシノナガキクイムシの被害対策、「京都伝統文化の森推進協議会」による活動などのトピックについて紹介を行いました。参加者からは、地元関係者との協力関係のあり方、社寺による森林管理への関与、林内に生育する薬用植物の利用可能性などについて、多くの熱心な質問がありました。

 

(3)京都大学の学生から高台寺山国有林見学のレポートを受領

京都大学農学部森林科学科の松下准教授より、10月13日(火曜日)に「森林科学実習D.」の一環として高台寺山国有林の視察に訪れた学生44名のレポートが届きました。このレポートは、視察当日、福田所長より、学生に対して、明治時代以降、マツ林からシイ林へと大きく姿を変えてきた高台寺山国有林の森林のあるべき姿について、植生の管理、景観の保全、地元との関係など様々な観点から論ずるよう課題を出したものです。

レポートはいずれも力作揃いで、清水寺の裏に国有林があること自体知らなかった、もっと国有林の広報に努めるべきである、カシノナガキクイムシ被害は森林の再生過程の一つと考えることもできるのではないか、林内におけるシイの優占は自然の遷移に任せておけば良いのではないか、など様々な意見が述べられていました。多くの学生に高台寺山国有林のことをしっかりと考えていただくことができ、改めて有意義な実習であったと感じております。
いずれも甲乙付けがたい出来でしたが、ご本人の承諾を得て、以下のサイトに一つだけ学生のレポートを紹介させて頂きます。

 

(4)淀川労働基準監督署との合同パトロールを実施

12月17日(木曜日)に、淀川労働基準監督署との共催により、箕面国有林において事業実行箇所の合同パトロールを行うとともに、現地にて「労働災害防止連絡協議会」を開催しました。当日は、淀川労働基準監督署より石井聡安全衛生課長外1名が、当所より、片山上席調整官をはじめとする7名が参加しました。
合同パトロールでは、箕面国有林において、請負事業体による生産事業実行箇所の点検を行いました。石井安全衛生課長からは、ヘリコプターの積載重量、ワイヤーロープの定期的な点検、ワイヤーロープのかけ方、チェ-ンソ-の取扱いなどについて指導が行われました。

パトロール終了後、引き続き、「労働災害防止連絡協議会」として意見交換を行いました。意見交換では、石井安全衛生課長から、チェ-ンソ-取扱作業指針が改正され、振動工具の加速度のレベルに応じて、ばく露時間を抑制する新たな振動障害予防対策が導入される旨説明がありました。
当所では、今後も、労働基準監督署と連携しつつ、労働安全の確保に取り組む所存です。

 

(5)オムロン(株)が長刀坂国有林で森林整備活動を実施

11月28日(土曜日)に、京都市右京区北嵯峨の長刀坂(ちょうとうざか)国有林において、オムロン(株)による森林整備活動が実施されました。長刀坂国有林は、本年4月23日に当所と(社)京都モデルフォレスト協会が協定を締結した「ふれあいの森」となっており、オムロン(株)は(社)京都モデルフォレスト協会による活動を支援しています。

当日は、長刀坂国有林の麓にある後宇多天皇陵前において、オムロン(株)京都事業所の喜井総務部長より開会の挨拶があった後、5班に分かれて作業エリアに向かいました。作業エリアでは、スタッフよりアカマツ林の再生を図るための除伐作業について説明を行った後、作業を開始しました。1時間程の除伐作業により、林内は見違える程明るくなり、アカマツの生育に適した環境づくりが進みました。

(6)「第6回箕面の山大掃除大作戦」に参加

12月5日(土曜日)に、箕面の山パトロール隊及び明治の森箕面国定公園保護管理運営協議会の共催により、箕面国有林を含む箕面山麓を対象とする清掃活動「第6回箕面の山大掃除大作戦」が開催されました。
当日は、雨天にも関わらず、公募による一般参加者や企業、団体等から多くの参加があり、総勢317名が3コースに分かれて清掃活動に参加しました。当所からは、今井業務調整官をはじめとする4名がスタッフとして参加しました。

参加者は、午前9時に箕面市内の芦原公園に集合して、スケジュールの説明等を受けた後、各コースに分かれて清掃活動を行いました。当所の4名は箕面ダム周辺での清掃を担当して、歩道橋下に集められた投棄物をロープで引き上げる作業に従事しました。現場は、道路からの不法投棄が多く、あちこちにゴミが散乱している状況でしたが、約1時間の作業で美しい姿を取り戻すことができました。
今回の清掃活動では、3コースあわせ総重量4.27トンものゴミを回収することができました。

2.1月の予定

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