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更新日:2013年9月25日

京都市立蜂ケ岡中学校の職場体験受け入れ

 9月3日(火曜日)~9月6日(金曜日)までの4日間、「行き方探求・チャレンジ体験」として、京都市立蜂ヶ岡中学校の2年生3名(男子2名、女子1名)を受け入れ、職場体験を実施しました。

 初日に植田森林技術指導官から日本の森林の現況、京都大阪森林管理事務所管内の国有林の概要、体験日程等について説明した後、早速京都市の東に位置する安祥寺山国有林へ移動し、コンパス測量、立木調査、ノコギリを使っての間伐体験を行い、元気いっぱいの3人でした。

 

コンパス測量を体験する様子 間伐体験の様子

コンパス測量を体験する様子

間伐体験の様子

 二日目は、京都市の北西に位置する月ノ輪国有林に向かいました。この日はあいにくの雨天でしたが、前日の体験を活かして、胸高直径、樹高測定、テープ巻きの作業や松くい虫被害調査をがんばってこなし、「もう一度、木を切りたい」と間伐に再挑戦するたくましさでした。

 

マツクイムシ被害木調査を行う様子

マツクイムシ被害木を調査する様子

 三日目は昨日とうって変わって晴れとなり、事務所から程近い衣笠山国有林で、松くい虫・カシナガ被害調査を行いました。頂上での昼食休憩の際には、少し下がった見晴らし場で、金閣寺、五山の送り火の山、京都タワーを見つけて喜んでいました。将来、古都京都の借景として森林を守る大切さも気がつく思い出となってほしいものです。午後は、二手に分かれて巡検し、国有林と民有地の間をの境界標を確認しながらスプレー補修をしました。

 

境界標をペンキで明示する様子

境界標をペンキで明示する様子

 最終日、治山事業についての説明を受けた後、京都の西に位置する嵐山国有林に行き、受光伐、大きな鎌を使っての下刈り作業、ヘキサチューブの回収等清掃作業に熱心に取り組んでもらいました。また、カメラで国有林内を自由に撮ってもらうと、治山工事の現場だけでなく、木の根、蟷螂やセミの抜け殻、植物などにもレンズを向けるなど、自然への幅広い関心も窺われました。最後に治山山腹工事の完成現場を案内したときには、整備された姿に「かっこいい!」と感想を語ってくれました。

 

下刈作業の様子 清掃作業後、綺麗になった山で記念撮影

下刈作業の様子

清掃作業後、綺麗になった山で記念撮影

 「山に行ける」という漠然とした気持ちで来所してくれた子供達にとって、山の斜面を上り下りしながらの作業は体力的にはしんどい毎日だったと思われますが、この体験を今後の学校生活に役立ててほしいと願います。また、挨拶はもちろんのこと、時折見せる友達や所員への気遣いに関心した四日間でありました。最終の帰り際には庁舎で見つけた国有林関係のパンフレットを「持ち帰りたい」と自ら言い出すなど、熱心で向上心溢れる頼もしい子供達がそこに居ました。こちらも日本の森林を守る使命をさらに感じさせられた4日間でした。

 

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