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更新日:2014年3月28日

「嵐山植林育樹の日」並びに「嵯峨中学校記念植樹」を開催 

 平成26年2月21日(金曜日)、嵐山国有林(京都市)において「嵐山植林育樹の日」並びに「嵯峨中学校記念植樹」を開催しました。

 この「嵐山植林育樹の日」は、名勝「嵐山」で、松枯れの拡大によりアカマツが減少するとともに、常緑広葉樹の成長によりヤマザクラが被圧されつつあることから、嵐山の再生に向けて、昭和57年から毎年嵐山保勝会と連携して開催している植樹行事で、今年で33回目となります。また、「嵯峨中学校記念植樹」は、平成22年に、地域イベント「嵐山花灯路」で生徒手作りの品を出展・販売した収入を地域のためにサクラの植樹に使いたいと嵐山保勝会を通じて当所に記念植樹の相談があり、嵐山国有林にヤマザクラの苗木を植樹したことから始まりました。

 当日は、嵐山保勝会より石川会長はじめ約20名、京都市教育委員会より3名、嵯峨中学校より細辻校長はじめ教員4名、生徒会代表1,2年生16名の参加があり、当所からは増田所長はじめ9名が運営・植樹指導にあたりました。

 開会式では、増田所長から、今回植樹を行う場所では、大きくなりすぎた常緑広葉樹を一部伐採して太陽の光が差し込む明るい環境にしたこと、シカによる食害から苗木を守るために柵を周りに張っていることなどを説明するとともに、長い歴史を持つこの植樹行事をはじめ地域の方々と連携して嵐山国有林の管理経営をこれからも進めていきたいと挨拶しました。また、石川会長からは、今後も地元関係者の協力のもと、継続して嵐山の植林や森林整備に関わっていきたい旨の挨拶があり、続いて細辻校長から記念植樹への協力に対するお礼の挨拶とともに、増田所長に、生徒が植樹するヤマザクラの目録授与が行われました。今年の苗木は、地元の小中校生によるまちづくり「嵯峨中パレード」で集めた募金と「中学3年生のみやげもの企画」で得た利益で購入された3本と嵐山保勝会から寄付を受けた3本と合わせて合計6本の植樹です。

 

細辻校長から増田所長に目録授与の様子

細辻校長から増田所長に目録授与の様子

 参加者は6班に分かれて、植樹場所へ比較的急な斜面をゆっくりと上がり、当所職員指導のもと、足場の悪さに気をつけながらも和気藹々と楽しそうにスコップでの土入れや大きく育てとの願いを込めながら足で踏み固める作業をして、あっという間に植樹を完了しました。

 

参加者による植樹の様子 中学生による植樹の様子

参加者による植樹の様子

参加者による植樹の様子

 植樹後、植樹地を背景に記念写真を撮り、植田森林技術指導官より、みなさんが心をこめて植樹してくださったサクラはこれから私どもが責任を持って管理させていただきます旨感謝の言葉を述べて閉会しました。

 寒さ厳しい日でしたが、参加者皆嵐山再生の願いが強く、特に昨年は台風で大きな被害がありましたが、地域みんなで嵐山を守っていこうという気概が感じられる暖かい集まりでした。

 

参加者全員による集合写真

参加者全員による集合写真

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