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更新日:2014年3月28日
平成25年12月3~5日及び7日の4日間にわたり、高台寺山国有林(京都市)において第4回薪割りイベント及び「薪割り大作戦&ウオーク2013」を京都大阪森林管理事務所、京都伝統文化の森推進協議会、朝日新聞社、京都市などの共催により開催しました。当所からは、延べ24名、京都オールドフォレスターズの会(国有林職員OBにより構成)より2名がスタッフとして参加しました。
このイベントは東山におけるナラ枯れ被害が近年僅少になってきたとはいえ、まだまだ対策が必要な状況であることを広く一般市民の方々に知っていただくと共に、実際に森林作業を体験していただくことによって、みんなで東山に関心を持ち、ひいては京都三山についてみんなで考えようと実施したものです。
7日(土曜日)の「薪割り大作戦&ウオーク2013」は、一般募集の参加者134名を10班に分け、まず、八坂神社参拝後、宮司より「八坂神社と森の係わり」の話を聞き、その後、京都森林インストラクターの解説案内で、薪割り会場の東山山頂公園を目指して自然観察をしながら森の中を歩いてナラ枯れ被害の現状に触れてもらいました。
到着後は、ヘルメットと軍手を身に着け、いよいよ薪割り開始です。作業内容は、自動および手動薪割り機や斧での薪割り、小割り材の結束、集積場所への運搬で、今年は結束作業が大変早く、薪の束がどんどん集積され、最後には1,600束の山が出来上がりました。力いっぱい手動機のレバーを押す小学生、仲良くリズムを合わせてレバーを押すカップル、結束の形をきれいにとパズル遊びを楽しむ女性三人組、補助者の指導のもと豪快に斧で薪を割る男性や初めての斧体験の女性、嬉しそうにお母さんと一緒に一輪車で結束薪を運ぶ女の子、介護をしているので力はあるんですと軽がると薪を担ぐ女性、結束用の縄を結んでくれた女子大学生など、本当にいろんな方が参加してくれました。
この日は雨予報の心配がありましたが、参加者の気持ちが通じたのか、青空にも恵まれ、お昼に差し入れされた豚汁やクロモジ茶で心も体も温まり、またこどもたちは丸太切りに挑戦したり、輪切りした木片に絵を書いたりして楽しみました。
このような作業体験イベントを行政、マスコミ等が地域の関係者の協力のもと一体となって開催し、これに多くの市民が参加することにより、京都の森の現状について、理解や関心が高まることが期待されます。
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自然観察をしながら東山山頂公園に向かう参加者 |
薪割り作業の様子 |
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豪快に斧で薪を割る参加者 |
協力し合いながら薪を結束する様子 |
京都大阪森林管理事務所
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