- 日時
平成22年3月13日(金)13:20~15:45
- 場所
近畿中国森林管理局大会議室
- 議題
(1)地域管理経営計画及び国有林野施業実施計画(案)について
(2)その他
- 概要
○ 事務局より資料に基づき説明を行い、地域管理経営計画と施業実施計画の案については妥当との意見であり、近畿中国森林管理局では、4月に計画書の公表を行うこととなった。また、本日出された意見については、今後の国有林の管理経営に活用していくこととなった。
○ 委員からの主な意見
(計画案について)
- 一般には、資源の循環利用林以外では伐採しないような印象を与えている懸念がある。実際には公益性を維持しながら水土保全林等でも間伐等を行っており、それがわかるように説明の仕方を工夫する必要がある。
- 現在は、コストを抑えながら間伐を促進するため列状間伐を推進しているが、本来の間伐は単木選伐である。2回目以降の間伐をどのような方法で行うのか検討しておく必要がある。
- 10齢級前後に偏った齢級構成は、将来の伐採量に深刻な影響を与えかねないので、将来は齢級をどのようにし、どこから収入を上げるのか林野庁として方向性を出す必要がある。
- PDCAの取り組みとして前計画の実績を記載するのであれば、次回からは評価も記述するべきである。
- ニホンジカの個体数が一定以下になると被害対策の効果が出てくるので、個体数の低減を目指して、都道府県と連携して個体数調整に取り組む必要がある。北海道ではエゾジカの個体数調整を専門的にやる組織を立ち上げていると聞いている。近畿中国森林管理局の管内(特に兵庫県)でもこれらを参考に国有林も自ら個体数調整に乗り出すことを考えて欲しい。
(その他について)
- 有識者懇談会で、技術的な話を含めて議論がされているが、そのような話をするのか、もっと大局的な話をするのか等懇談会のあり方について、考えてみてはどうか。
資料一覧
1 議事次第、委員名簿、局出席者名簿、座席表、地域管理経営計画等有識者懇談会設置要領
2 平成21年度策定地域管理経営計画等説明資料
3 説明資料(スライド)