ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 兵庫森林管理署 > 情報コーナー > 実施イベントほか > 平成28年度「トライやるウイーク」~中学生の地域体験活動
更新日:平成28年6月16日
担当:業務グループ
平成28年5月30日(月)から6月3日(金)までの5日間、宍粟市立山崎西中学校2年生5名の生徒を受け入れてトライやるウイークが実施されました。
トライやるウイークとは地域や自然の中で「生きる力の育成」を目的に、地域住民と様々な体験を行う活動のことで、兵庫県内全域で実施されており今年で19年目を迎えます。
5日間では、森林の巡視、センダンの成長量調査、治山工事箇所の測量と補修、立木の調査、枝打ち・間伐実習、素材生産事業箇所の見学と林道の補修を行いました。
森林の巡視では、地図を見ながら天然スギの大木に囲まれた奥深い森林の中を歩きました。生徒からは「幹が太くてビックリした」、「山に入ると自然の空気のおいしさや川の水がとてもきれいなことに気がついた」などの感想がありました。
【森林の巡視】 【森林の巡視】
センダン成長量調査では、センダンという樹木の植栽試験を行っている森林で、樹高や直径を測る調査を行いました。生徒からは「最初はやり方がわからなかったけど、だんだん慣れてきてできるようになった」、「兵庫森林管理署はこんなことをするんだと知って一つ学びました」などの感想がありました。
【センダンについて説明】 【センダンの直径を測る】
【センダン調査後】
治山工事箇所の測量と補修では、コンパスを使った測量と土のう袋で補修作業を行いました。生徒からは「渓間工という建物のおかげで山崩れを防ぐので、とても大事だと思った」、「アオダイショウやスズメバチの対処方法について学びました」などの感想がありました。
【測量調査】 【治山工事箇所の補修】
立木の調査、枝打ち・間伐実習では、コンパスや輪尺を使い真剣な表情で測量を行い、また、職員の指導を受けながら木を切り倒す作業を体験しました。生徒からは「一番楽しくて2日間あっても良かった」、「最初は怖かったけど、助けてもらいながら最後には太い木も切ることができた」などの感想がありました。
【作業前事前学習】 【コンパス測量】
【間伐体験】 【間伐体験後】
素材生産事業箇所の見学と林道の補修では、実際に木の伐採を行っている作業を見学し、また、林道の側溝にたまっている泥をかき出す作業を行いました。生徒からは「木をつかんだりする作業がすごく慣れていてすごいなあと思いました」などの感想がありました。
【伐採作業現場見学】 【林業について説明】
【林道の補修】 【林道の補修】
活動で得た体験を通して何かしら生徒の心に残り、これを機会にさらに森林に興味や関心を持ってくれたらと願っています。
兵庫森林管理署
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