平成27年8月4日、相生市に所在する蔓島国有林(通称おわん島)において、相生市とあいおい播磨灘の里海づくり協議会主催の「おわん島環境体験」が開催されました。
当日は、相生市内の小学生とその保護者約30人とスタッフ6人(当署から2人)が相生湾に近い野瀬埠頭交流ハウスに集合し、日程説明終えてから乗船しおわん島に向けて出発しました。
おわん島は、相生湾の南約2kmに浮かぶ周囲約800mの小さな島で相生湾から見るとお椀をひっくり返したような形をしているのでその名前がついています。
島の面積の約70%を国有林が占めています。
島に到着すると、すぐ近くに小石でできた浜辺があり、そこで貝殻やシーグラスの採取を行いました。当日は快晴で波も穏やかなので、泳ぎたいという子供もいたほどでした。
その後、約250m先にある灯台に向けて出発し、灯台で記念撮影を行った後、当署員により蔓島国有林の植生・保安林機能・島の果たす役割等を説明し、先ほどの浜辺に戻りました。
浜辺に戻り、海藻押し葉作りに使用する海藻をスタッフの一人が泳ぎながら採取していると、これを見ていた子供たちの数人が海に入り気持ちよさそうに泳ぎながら海藻を採っていました。
海藻の採取が終わると、再び船で集合場所の野瀬埠頭交流ハウスに戻り、昼食を済ませた後、スタッフから押し葉作りの説明をうけ採ってきた海藻で子供たちは思い思いの押し葉作りを行いました。なかには海藻の名前がわからずスタッフに何度も聞きながらも楽しみながら押し葉を完成させていました。
最後に子供たちや保護者から「貝や海藻の名前がよくわかった。」「食べられる海藻と食べられない海藻がわかった。」「海藻が育つには森林が必要だということがわかった。」といった感想が述べられ、おわん島の環境体験を終了しました。
【おわん島 】

【林内歩道散策】

【灯台集合写真】 【もり、保安林のはたらき を説明】

【海藻の押し葉作り】

【播磨灘をバックに集合写真】
|