ホーム > 報道・広報 > イベント情報 > 2012国有林野事業見学会
関東森林管理局では、国有林野事業を広く一般の方に理解していただくことを目的として、毎年事業見学会を開催しています。 今年度は、「那須街道アカマツ遺伝資源保存林」で行われている保全対策事業を見学し、地元ボランティアの方と協力しての保全活動の概要や後継樹のアカマツ植樹体験、また長年行われているオオタカのモニタリングの様子などを見学いたしました。 |
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那須街道アカマツ林は、旧宮内省所管の御料林でしたが、昭和22年に林野庁所管の国有林となりました。昭和25年に日光国立公園に編入され、また、平成元年に林野庁では関東・東海地方のアカマツの遺伝資源の保存を目的としてアカマツ林木遺伝資源保存林にも設定しました。 昭和天皇は、「那須の植物誌」の中で「みごとなアカマツの天然林であり、国有林であったために今日までよく保存されてきた」とお記しになられています。 現在この貴重なアカマツ林を後世に残そうと、国有林と地元のボランティア団体が協力して、植樹等の保全活動を行っています。 |
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今年度の事業見学会は、6月1日(金曜日)に開催しました。 「那須街道アカマツ遺伝資源保存林」で行われている保全対策事業を見学し、地元ボランティアの方と協力し保全活動の概要や後継樹のアカマツ植樹体験、また長年行われているオオタカのモニタリンングの様子などを見学いたしました。 戦後の開拓の危機の中、那須街道の景観を守ろうとした人達によって受け継がれてきた森林を次世代へ引き継ぐための活動と、市街地に隣接する里山としての貴重な生態系を見学していただき、都市の中の森林について考える1日になりました。 また、国有林を利用した「森林レクリエーション」事業として、Mt.ジーンズ那須スキー場が期間限定で運行しているゴンドラを利用して、敬宮愛子内親王のお印しの花としても名高いゴヨウツツジの群落散策も楽しみました。 |
事業概要の説明 |
オオタカ等の説明 |
流域管理調整官による植樹指導 |
植栽体験 |
ゴヨウツツジ
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★アンケートの結果はこちら(PDF:374KB)。 ☆参加者の感想(一部紹介)
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