小笠原諸島森林生態系保護地域
森林生態系保護地域について
国有林野には、原生的な生態系や、貴重な野生動植物が生息・生育する森林が多く残されています。
国有林野事業では、このような貴重な森林を「保護林」に設定し、設定目的に応じ自然の推移に委ねた管理等を行うとともに、必要に応じて植生の回復や保護柵の設置を行うなど、貴重な自然環境の適切な保全・管理に努めています。
小笠原諸島では、狭小な海洋島に成立した特異な生態系を有している一方、外来種の増加による固有生態系の衰弱が深刻な状況になっていることや、部分的には過剰利用による植生の減退が懸念されています。
このため、平成19年4月に、小笠原諸島の国有林のほとんどを「森林生態系保護地域」に設定しました。この地域は人為的な活動等によって劣化しつつあり、科学的根拠に基づいて計画的に自然を修復していくことが、重要な課題となっていることから、「保全管理計画」を策定し、さまざまな事業を実施しています。
小笠原諸島森林生態系保護地域(PDF:4,948KB)
- 小笠原諸島の約60%を占める国有林のほとんどを森林生態系保護地域に指定しています。
小笠原諸島森林生態系保護地域保全管理計画(PDF : 309KB)
- 平成20年3月に策定しました。
「小笠原諸島森林生態系保護地域」のパンフレット(PDF:3,710KB)
検討組織
1 小笠原諸島森林生態系保護地域保護地域部会(旧保全管理委員会) |
森林生態系保護地域に係る全般の検討
|
2 固有森林生態系修復検討委員会 |
固有生態系の修復事業を実施するに当たっての検討
|
3 希少野生動植物種保護管理対策調査検討委員会 |
アカガシラカラスバト等の生息等の調査を実施するに当たっての検討
|
お問合せ先
小笠原諸島森林生態系保全センター
担当者:専門官
ダイヤルイン:04998-2-3403