花粉発生源対策推進事業
公 示
令和2年度において実施予定の花粉発生源対策推進事業の事業実施者を公募しますので、本事業の実施を希望される方は、下記に従い応募してください。
記
1.事業の趣旨
国民の3割が罹患していると言われる花粉症への対策が求められている中、花粉症の主な原因とされるスギ・ヒノキ林を花粉の少ない森林へ転換していくために、花粉症対策苗木への植替えやスギ花粉症対策品種の円滑な生産支援、スギ花粉飛散防止剤の実用化、花粉飛散量予測の精度向上など総合的な取組を推進するとともに、その成果を広く普及することが重要です。
2.事業の概要
花粉発生源対策を推進するための次の取組に対して支援します。
(1)総合的な花粉発生源対策の強化及び普及
花粉発生源対策に係る調査及び技術開発の成果の普及、特色ある植替え促進等取組の情報発信等を行います。
(2)花粉症対策苗木への植替促進
木材加工業者等の川下企業からの森林所有者に対する花粉発生源となっているスギ・ヒノキ林の植替えの働きかけや、コンテナ苗による植栽結果の検証等を行います。
(3)花粉症対策品種の円滑な生産支援
スギの着花促進剤として利用されているジベレリンを活用し、ジベレリン処理をしたスギ幼齢木の雄花の着花特性から自然状態での雄花着花特性を高精度かつ短期間で評価する検査手法の開発及び実際の雄花着花量を推定する方法の開発を行います。また、ヒノキ花粉症対策品種のミニチュア採種園の管理手法を確立し、採種園関係者への技術指導を行います。
(4)スギ花粉飛散防止剤の実用化試験
花粉飛散防止剤の実用化に向け、ヘリコプターによる防止剤の林地散布を実施し、空中散布の基本技術を確立するとともに、花粉飛散防止効果や安全性に関するデータを収集し、また、花粉飛散防止剤を低コスト・高品質で製造するためのシドウィア菌胞子の大量培養技術の開発を行います。
(5)スギ・ヒノキ雄花の着花量調査の推進
花粉飛散量予測に必要なスギ雄花着花状況調査を行うとともに、ヒノキ雄花の観測技術の検証・改良を行います。
詳細は、令和2年度花粉発生源対策推進事業に係る公募要領(以下「公募要領」といいます。)をご参照ください。
【参考】
公募要領:(PDF : 398KB)
別紙様式1号:ワード(WORD : 17KB)
別紙様式2号:ワード(WORD : 86KB)
3.応募資格及び応募方法
公募要領をご参照ください。
4.補助金交付候補者の選定方法
公募要領に基づき、提出された課題提案書等について書類審査、課題提案会等の審査を行い、補助金交付候補者を選定します。
5.課題提案書等の無効
本公示に示した応募資格を満たさない者の課題提案書等は無効とします。
6.公示に関する期限、提出場所等
公示に関する各期限等については以下のとおりとします。
事項・提出物 | 提出期限・開催日 | 送付先・提出場所等 |
公示の期間及び補助条件の提示 | 令和2年2月3日(月曜日)から 令和2年3月2日(月曜日) 10時から17時(12から13時を除く。) |
〒100-8952 東京都千代田区霞が関1-2-1 林野庁森林整備部森林利用課森林環境保全班 農林水産省別館7階ドアNo別710 |
課題提案書提出表明書 | 令和2年3月2日(月曜日) 17時必着 |
|
課題提案書 | 令和2年3月9日(月曜日) 17時必着 |
|
課題提案会 | 令和2年3月中旬(予定) | 農林水産省内会議室(予定) |
※課題提案会については開催の1週間前までにご連絡いたします。
ただし、応募状況等により開催しない場合もあります。
7.その他
(1)本公示に記載なき事項は、公募要領によります。
(2)本事業は、国会での令和2年度予算の成立が前提となりますので、今後内容の変更等がある場合があります。
以上公示します。
令和2年2月3日
林野庁長官 本郷 浩二
お問合せ先
林野庁林政部林政課
代表:03-3502-8111(内線6007)
ダイヤルイン:03-3501-3715
FAX番号:03-3593-3463