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林野庁

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松くい虫被害

更新日:令和2年10月26日

海岸林は、海からの風や潮、津波や高波、飛んでくる砂などから海沿いの暮らしを守るためにつくられた森林です。

乾いて養分の少ない海岸の土壌で大きく育ち、森林をつくることのできる木は松のほかにほとんどありません。

また、内陸部ではアカマツが荒廃地にいち早く侵入し、土壌が流れ出るのを防いでいます。

厳しい環境でも育つ松が作る森林の役割は、かけがえのない大変重要なものです。

美しい松林

 

 

松くい虫発生のメカニズム

これらの松林に甚大な被害をもたらす松くい虫被害は、「マツノザイセンチュウ」という体長1ミリメートルにも満たない線虫が松の樹体内に入ることで引き起こされます。

その線虫を松から松へ運ぶのが「マツノマダラカミキリ」というカミキリ虫です。

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マツノマダラカミキリ(運び屋)

(写真撮影:林野庁)

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マツノザイセンチュウ(病原虫)

(写真提供:一般社団法人全国林業改良普及協会)

 

松くい虫被害の発生状況

松くい虫被害(マツ材線虫病)による被害材積は、昭和54年度に約243万立方メートルとピークに達したあと減少傾向にあり、令和元年度には約30万立方メートルとピーク時の8分の1程度の水準となっております。

しかしながら、地域によっては、新たな被害の発生が見られるほか、被害が軽微になった地域においても気象要因等によっては再び激しい被害を受けるおそれがあることから、 引き続き被害状況に即応した的確な対策を推進していく必要があります。 

R01松くい虫被害量
   注1 民有林については、都道府県からの報告による。
    2 国有林(官行造林地を含む。)については、森林管理局からの報告による。
    3 少数点以下第二位を四捨五入した。
    4 四捨五入により、「都道府県別松くい虫被害量(被害材積)の推移(総数)」の合計値と一致しない場合がある。


松くい虫被害量について、詳細はこちら

全国の松くい虫被害量(被害材積)の推移(昭和53~令和元年度)(PDF : 66KB)
都道府県別松くい虫被害量(被害材積)の推移(総数)(平成27~令和元年度)(PDF : 60KB)
民有林における都道府県別松くい虫被害量(被害材積)の推移(平成27~令和元年度)(PDF : 61KB)
国有林における都道府県別松くい虫被害量(被害材積)の推移(平成27~令和元年度)(PDF : 88KB)

 主な松くい虫被害防除方法

 被害のまん延を防止するため、 

  1.  公益的機能の高い保全すべき松林を対象として、地域の被害状況に応じ、特別防除や伐倒駆除等による的確な防除
  2. その周辺における松林を対象として、保全すべき松林と一体的な防除を行いつつ、樹種転換による保護樹林帯の造成

等の総合的な被害対策を着実に実施しています。

 保全すべき松林と周辺松林

 

予防散布

 ヘリコプターや地上からの噴霧器により薬剤を散布し、羽化脱出したカミキリの成虫を駆除することで、被害のまん延を防止する。

 

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(特別防除)

航空機(有人ヘリコプター)を利用して行う薬剤散布

(写真撮影:林野庁)

 

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(地上散布)

地上から噴霧器等を利用して行う薬剤散布

(写真提供:森林総合研究所)

 

無人ヘリ散布

(無人ヘリコプターによる薬剤の散布)

(写真撮影:林野庁)

  自然環境等影響調査(PDF : 439KB)

 

 

樹幹注入

 

健康な松の木に穴を開け、線虫の侵入を防ぐ薬剤を注入し、松枯れを予防する。

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(写真提供:石川県農林総合研究センター林業試験場)

 

くん蒸処理

 

松くい虫被害により枯死した木を伐倒したあとビニールで包んで薬剤によりくん蒸し、松材の中にいるカミキリの幼虫等を駆除する。

 

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(写真撮影:林野庁)

 

破砕処理

 

松くい虫被害木を伐倒し、チッパーにより細かくチップ化することで、松材の中にいるカミキリの幼虫等を駆除する。

 

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(写真撮影:林野庁)

 

焼却処理

 

松くい虫被害木を伐倒し、焼却することで、松材の中にいるカミキリの幼虫等を駆除する。

 

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(写真提供:森林総合研究所)

 

 関連情報

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松くい虫防除活動の優良事例

お問合せ先

森林整備部研究指導課森林保護対策室

担当者:保護指導班
代表:03-3502-8111(内線6214)
ダイヤルイン:03-3502-1063
FAX番号:03-3502-2104