第70回 北海道植樹祭・育樹祭
~つなげよう 大切な森 この先へ~
令和元年10月19日(土曜日)、苫小牧市の苫東・和みの森において北海道、北海道森と緑の会、北海道森林管理局の共催による「第70回 北海道植樹祭・育樹祭」を開催しました。
今回は、昨年12月に北海道植樹の日・育樹の日条例が施行されて初めての育樹の日の開催となりました。
森林づくりの大切さや豊かな森林を未来に引き継ぐことは勿論、来年は、ここ苫東・和みの森において全国育樹祭が開催されることに伴い、その機運を高めるという目的もありました。
今年の植樹祭・育樹祭の会場は、平成19年に「第58回全国植樹祭」が開催された場所で、当日は地元の苫小牧市や札幌市などから約700名が参加しました。
式典では、土屋北海道副知事より主催者挨拶があり、続いて岩倉苫小牧市長による地元歓迎挨拶がありました。
次に、「苫東・和みの森運営協議会」と「ながぬま緑の少年団」から「緑の宣言」を行い、続いて新島北海道森林管理局長から激励の言葉として先人が育ててきた森林が、災害から暮らしを守ってくれていること、育った木材を大事に使うことや植樹・育樹の大切さ、地球温暖化防止に果たす森林の役割について話がありました。
新島北海道森林管理局長とこども達
記念植樹
苫東・和みの森運営協議会、ながぬま緑の少年団と主催者・来賓の記念撮影
式典終了後は、参加者は植樹、育樹にそれぞれ参加しました。
【植樹】
植樹会場では、カラマツ、ヤチダモ、ナナカマド、シラカンバの苗木を合わせて492本を植樹しました。これらは現地の環境に合った樹種として選ばれたものです。
大きく育つようにと願いを込めて植えていきます
【育樹】
森林管理局では育樹作業を担当し、参加者の皆さんと一緒に、アカエゾマツの枝打ち作業を行いました。
枝打ちをすると、節のない良質の木材となります。また、余分な枝が少なくなるので、幹や上の方にある枝に栄養分がよく届いて成長できるようになります。
林内にも太陽の光が届いて植物が生え、健全な森林になります。
鋸で枝を切り落とします
枝打ち後の林内はすっきりしました
【ミニテント村など】
参加者席の後方に、食・産直コーナー、体験コーナー、PRコーナーの3つのコーナーのミニテント村が設けられました。
林業関係機関や団体が取り組み紹介や物品販売を行いました。
石狩地域森林ふれあい推進センターは、輪切り板にイラストを描くコースターづくりを行い、多くの方に楽しんでいただきました。
こどもに人気のオリジナルのコースターのブース
情報が盛りだくさんの林業試験場のブース
苫東・和みの森では、薪部、クラフト部、子ども森づくりキャンプなど森の様々な魅力を発信されていました。
油圧式薪割り機で薪を割る参加者
さらに、和みの森では、リン子ちゃんがマンガで森林の紹介をしました。
傘を指すリン子ちゃん
森のパネル
雨の中ご来場いただきました皆様、大変ありがとうございました。
(広報主任官 志鎌)
お問合せ先
ダイヤルイン:050-3160-6271