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北海道森林管理局

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    手を取り合って
     

    置戸町と連携した銘木市への出品

    ~ 置戸町産メジロカバ樹種別最高単価獲得! ~

    【網走中部森林管理署】 


    網走中部森林管理署では、これまで管内の市町村や地域の方々と連携して、森林林業の活性化に向けた様々な取り組みを進めているところです。今回、木材を少しでも高く売ることで収入を増やし林業の活性化等につなげていくために、置戸町と取り組んだ事例を紹介させていただきます。

    昨年11月初旬に置戸町の林務担当者より、「町営住宅に隣接する林地の樹木を居住者の安全のため伐採し、事業体へ売り払うこととしたが、樹種名や木材の価値、販売方法などについてアドバイスが欲しい。」との依頼があり、現地を確認したところマカバや、ナラ、シナ、センノキ、アサダ等の大径木があり、量的にもまとまりがあることから、旭川で開催される銘木市への出品を提案することとしました。

    現地で樹種や大きさ等を確認
    樹種や大きさ等を確認

    当署の販売担当者とともに置戸町へ出向き、銘木市への出品は通常より有利な販売が出来ることや、出品できる丸太はどんなものなのか、出品に向けた作業や事務の流れについて説明したところ、提案を受けていただきました。

    置戸町の担当者とともに現地を再度確認し、樹種や出材量、形状、品質から旭川銘木市への出品を目指すこととし、伐採は積雪前の12月の上旬に樹種の判別などを行うことや、町内の木材工場の土場へ運び採材指導を行うことなど、作業のスケジュール等を打ち合わせたところです。

    12月下旬になり、伐採作業が開始されたことから、立ち会い出品時の目玉となるマカバを中心に材質、品質などを踏まえた輸送準備を行いました。マカバは伐採後、木口の赤身の割合からメジロカバであることが確認でき、やや扁平ではあるものの、腐れ、曲がりなどの大きな欠点はありませんでした。

    また、そのまま長材での出品も検討しましたが、運材車への積み込みが困難であったことから、大まかに2本に切断し運材することとし、出品に向けた最終的な採材や検知(樹種、長さ、材積の計測等)を土場まで輸送し行うこととしました。

    数日後、土場までの輸送が完了したとの連絡を受け、署担当者とともに採材指導を行った結果、メジロカバ、ナラ、アオジナ、アサダ、カタスギ、センノキの6種、材積は約6立方メートルを置戸町から出品することとしました。

    また、輸送のコストを少しでも縮減するために、国有林からも10立方メートル出品し、運材車の積載量に合わせて、15~16立方メートルの出品となりました。

    出品する樹種や採材方を決定
    出品する樹種や採材方を決定

    令和2年1月24日の旭川銘木市が開催されました。
    入札結果は、置戸町からの出品したメジロカバ径級56センチメートル(札番号5209)が、落札の読み上げで「大台です!」という声に会場ではどよめきが起こり、樹種別の最高単価20万円を獲得することが出来ました。

    高額落札したメジロカバ
    高額落札したメジロカバ

    今回は、町の林務担当者からの相談がきっかけとなり、置戸町と国有林が共同で銘木市へ出品し、高値での木材販売という結果につなげることが出来たところです。

    市町村から支援を求められる内容は「広葉樹の判別」「採材」「銘木市への出品手順」「協調出荷」や「共同販売」など、実質的な連携や支援であること。また、こういった支援と連携を積み上げていくことが重要だと、改めて実感しているところです。

    今後も、他の市町村、森林組合などの森林林業関係者に向けて、今回の事例を紹介するなど幅広く情報交換を行い、支援につなげていきたいと考えています。

    (森林技術指導官 佐々木)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271