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北海道森林管理局

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    幌加内地区相互交流見学会(第2回)


    【北空知支署】 


    令和元年10月25日(金曜日)、北海道大学雨龍研究林(以下、研究林)の相互交流見学会が行われました。
     当日は、研究林から林長と職員、幌加内町から林務担当職員、当支署からは支署長以下職員と、併せて今回は空知森林管理署の職員も参加し、合計29名が参加しました。

    本見学会は、10月15日に開催した幌加内国有林での相互交流見学会に続く2回目の開催で、幌加内町に同じく森林を管理している機関がそれぞれの現場を見学し合い、森林づくりの取り組みや技術を共有し、課題解決に向けて知見を交換し合うことを目的としています。

    見学会は、研究林で取り組まれている林地における人工衛星観測とその地上検証、表土戻し天然更新地、ミズナラ樹冠下掻き起こし作業地、列状間伐施業地の見学など、盛り沢山な内容でした。

    林地における人工衛星観測については、人工衛星によって森林の生態系機能の広域かつ高精度の広域評価を行うために、研究林に大規模調査区(500メートル×500メートル)を作成し、JAXAなどの研究機関と連携し人工衛星から地上部バイオマスや葉量の計測を行うなど、グローバルな森林観測を行っている研究の紹介がありました。

    研究林林長による人工衛星観測の説明
    研究林林長による人工衛星観測の説明

     調査区を設定しているアカエゾマツ林の見学
     調査区を設定しているアカエゾマツ林の見学


    表土戻しは、剥ぎ取った表土を一定期間経過後に施工地に敷き戻す方法で、ササの回復の防止と埋土種子の発芽が期待されます。表土戻し施工地は、通常の掻き起こし施工地に比べカンバの類の成長が良く、その違いは明らかでした。
    表土戻し天然更新地の見学
    表土戻し天然更新地の見学

    ミズナラ樹冠下掻き起こし施工地では、表土を掻き起こす時期や程度、作業に掛かる時間などについて説明がありました。周辺はミズナラの天然木も多く、施工地には多くの稚樹が見られました。
    ミズナラ樹冠下掻き起こし施工地の見学
    ミズナラ樹冠下掻き起こし施工地の見学

    列状間伐施業地では、標準地調査とドローン写真測量による蓄積推定を組み合わせて、立木資材量の見積りを行うなど、低コストによる事業発注を行い、造材作業では高性能林業機械を使用し効率的な間伐を実施した等、研究林では初めての請負による間伐事業について説明がありました。

    また、事業実行にあたっては、昨年の見学会において当支署からアドバイスした発注方法のポイントを参考としたことで事業化に結びつけることができた等、感謝の言葉をいただきました。
    列状間伐施業地の見学
    列状間伐施業地の見学

    最後に、幌加内町林務担当者から「研究林としてどのように森林を管理しているか良く分かった。参考として森づくりに役立てていきたい」とコメントがあり、当支署長より「人工衛星観測、表土戻し、ドローンの活用による収穫調査、いずれも人手不足解消に役立つものである。国有林の事業でも参考としていきたい」と総評を送りました。
    今後も相互見学会などを通して知見を共有し、地域の森林づくりの課題解決に取り組んでいきたいと思います。 

    (主任森林整備官  鳥山)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271