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北海道森林管理局

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    知床トレッキング事故者に対する捜索救助訓練

    ~ 海上保安庁等と連携した関係機関合同救助訓練 ~ 

    【根釧東部森林管理署】 


    令和元年7月31日(水曜日)、羅臼海上保安署主催による「知床トレッキング事故者に対する捜索救助訓練」を実施しました。
    この救助訓練は、「昨年8月に知床半島(通称トッカリ瀬)で発生した大学生2名による行方不明事故を教訓とし、関係機関合同による「救助要員の洋上搬送」、「ドローンでの上空捜索」、「現地踏査」等の捜索救助訓練をすることにより、(1) 事故現場への早期臨場が極めて困難な地域における迅速な人命救助を行う。(2) 知床岬トレッキングレジャー客の事故対策について確認する。」ことができるよう実施しました。

    今回は全国的にみても初めてとなる合同訓練で、羅臼海上保安署、環境省、北海道釧路方面中標津警察署、根室北部消防事務組合羅臼消防署、羅臼町役場、羅臼漁業協同組合、公益財団法人知床財団、羅臼山岳会の関係機関および当署が協力し、総勢21名で訓練を実施しました。
    ・訓練場所の写真(ドローンで上空から撮影) 
    訓練場所(赤は被救助者、黄色は参加者、緑は小型船)

    訓練想定は「令和元年7月31日午前8時30分頃、知床岬にトレッキングのため訪れていた男性から7月30日午後1時頃に連れの男性1名が羅臼町念仏岩付近で高波に浚われ行方不明となった旨118番通報があった。
    同通報を受け羅臼海上保安署から関係機関に電話連絡するとともに、巡視船てしおに関係救助機関担当者を乗船させ、現場に向かわせる。」という内容でした。

    当日は9時に「巡視船てしお」に集合し出港、船内にて「知床半島トッカリ瀬行方不明事故」の概要説明、「巡視船てしお」の概要説明、「救命胴衣装着方法」の説明を受けた後、小型船に乗りかえて約2km離れた訓練場所へ上陸しました。

    訓練内容は、海上保安署職員が被救助者役になってドローン離陸地点から約50m離れた場所に横たわり、根釧東部森林管理署職員2名が各1台ずつドローンを飛行させ、死角になっている海岸を捜索し被救助者を発見するというものでした。
    ドローンでの発見には1分~3分程度しかかからず、特に動画撮影だと6倍ズーム(写真撮影で2倍)まで効くので被救助者役の職員を鮮明に確認することができました。
    ・捜索救助訓練の様子
    捜索救助訓練の様子

    ・救助者役の男性を発見した際の写真
    被救助者役の男性を発見

    関係機関の方々からは、「こんなにはっきり写るなら救助活動時、ドローンは確実に活躍しますね」「海だけでなく山やその他で起こる事故等でも活用できそうですね」などや職員自作のモニター画面の反射を抑えるサンシェードを使用して「画面が見やすいですね。自作でも充分な効果があると思いますね」といった声を聞くことができました。

    自作のサンシェードを取り付けたモニター
    自作のサンシェードを取り付けたモニター

    訓練終了後は小型船で「巡視船てしお」に戻り、関係機関で集まり、訓練についての意見交換会を行いました。
    内容としては「天候等良条件下ではドローンを大変有効に活用できた。雨風が強い日の救助等はドローンが使えないため、今後の課題になると思う」、「ドローンがあれば迅速に現場把握でき、安全に救助活動も行えると感じた」、「関係機関がこれだけの人数が集まるのは滅多に無い機会なので連携強化の面でもこういった訓練を今後も続けて頂きたい」といった意見がありました。

    今回の合同訓練では、ドローンで上空から救助者を確認した際どのように見えるのかを参加者に見てもらい、実際に活用可能であることを周知できた良い機会になったと思います。また、大勢の前でドローンを飛行させながら、質問に対し説明することが今まで無かったため貴重な経験になりました。

    今後も各関係機関と連携を取り、万が一事故が起こったときに迅速な対応がとれる準備を続けていけたら、林野庁としても様々な角度から地域と連携し、協力できるのではないかと思いました。

    (業務グループ奥山)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271