このページの本文へ移動

北海道森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    手を取り合って

    森林資源の循環利用と施業の効率化を目指して

    ~コンテナ苗と一貫作業システム勉強会~

    有限会社樹蘂種苗で生産されているトドマツコンテナ苗
    有限会社樹蘂種苗で生産されているトドマツコンテナ苗


                                                                                                                                         【網走中部森林管理署】


    平成30年10月19日(金曜日)、オホーツク総合振興局東部森林室主催により、伐採後の確実な再造林による森林資源の循環利用促進と森林施業の効率化を図ることを目的として、コンテナ苗と一貫作業システム勉強会が開催されました。本勉強会には、網走中部森林管理署管内の市町村や森林組合等から30名が参加し、国有林や民有林での取組事例、北海道の主伐・再造林の一貫作業に対する支援制度の紹介及びコンテナ苗についての現地検討を実施しました。 

    ★一貫作業システムとは
    伐採・搬出作業で使用する大型林業機械を、地拵作業や植栽する苗木等の資材運搬などの造林事業にも活用し、伐採作業と造林事業を連続して実施する作業システムです。一連の作業を連続して行うことで造林事業の低コスト化に資するとともに、主伐後の再造林を確実にして森林資源の循環利用を進めることにも繋がると期待されます

    はじめに、目黒網走中部森林管理署長より開会の挨拶があり、今回の勉強会の開催の経緯や趣旨について説明がされました。

    開会挨拶
    目黒網走中部森林管理署長の開会挨拶


    次に、網走中部森林管理署の枝澤主任森林整備官より、国有林における伐採・造林の一貫作業についての事例紹介がありました。国有林では森林整備事業において、積極的に一貫作業システムを採用しており、植栽する苗木についてもコンテナ苗を活用しております。

    国有林の事例紹介
    国有林の事例紹介

    続いて、オホーツク総合振興局東部森林室の大竹主幹より、北海道による民有林での一貫作業システム導入への支援制度について説明がありました。北海道では、主伐後に末木枝条の集材をしつつ、再造林まで一貫して実施する市町村等に対して支援制度を始めています。また、民有林における一貫作業の導入事例を紹介し、その結果と考察について説明がありました。

    北海道の一貫作業システム支援制度と民有林の事例紹介
    北海道の一貫作業システム支援制度と民有林の事例紹介

    次に場所を移して、実際にコンテナ苗の生産に取り組んでいる有限会社樹蘂種苗の中島氏から、コンテナ苗の説明と生産施設等について説明がありました。こちらでは、コンテナ苗の根鉢に生分解性のフィルターを使用することで、植栽現場でも取り扱いやすい苗木の生産に積極的に取り組んでおられます。

    有限会社樹蘂種苗におけるコンテナ苗の説明
    有限会社樹蘂種苗中嶋氏からコンテナ苗の説明

    生分解性フィルターのコンテナ苗
    紋別地区種苗協議会遠藤参事による生分解性フィルター式コンテナ苗の説明

    最後に、須田東部森林室長より「北海道では道産材の積極的な利用に向けて取り組んでいる。今回の勉強会を通して、森林資源の循環利用や森林施業の効率化に繋げていきたい」との挨拶があり、勉強会は無事閉会となりました。

    須田東部森林室長の閉会の挨拶
    須田東部森林室長の閉会の挨拶

    道内では人工林資源が充実し、民有林では積極的な伐採が進んでいる一方で、その後の植栽が進まないといった「伐って・植えて・育てる」のサイクルがうまく回っていない現状があります。また、伐採量が急増する中で植栽する苗木の生産量が追いつかず、苗木を植える労働力も足りていないという実状もあります。その中で、一貫作業システムを進めることは、伐採後の確実な再造林を進めることにも繋がります。また、今回お世話になった樹蘂種苗のような先駆的にコンテナ苗の生産を進めている種苗会社の取り組みが、造林作業における軽労化に貢献しています。今後も、このような勉強会を通して、林業・林産業における課題を一つ一つ地道に解決していきたいと考えています。


     (業務グループ  堀田)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271