平成25年3月13日(水曜日)、奥尻町と檜山森林管理署は「奥尻島森林整備推進協定」を締結しました。
奥尻島には、総面積の78%に当たる約11,000ヘクタールの豊富な森林資源がありますが、木材を島外へ移出するコスト等採算性などの問題により森林の整備が遅れており、荒廃が懸念されています。
そのため「おくしり木質バイオマス利用推進協議会」を立ち上げ、木材資源の有効活用に向けた検討が進められて、木質バイオマス利用の方針が決定されました。
奥尻町はこの方針に基づいて木質バイオマス事業を「核」とした林業振興施策を平成25年度から予定しており、この施策を進める上でも奥尻町と檜山森林管理署が連携し間伐などの森林整備に取組むことが重要であり、健全な森林に導くことにより山地災害防止や環境保全とともに地域発展にもつながるとの共通認識のもと協定締結の運びとなりました。
協定の締結には協議会委員も出席し、新村奥尻町長と白淵檜山森林管理署長による協定書に署名を行ないました。
最後に双方の森林整備が拡がることを願い、この協定締結にもお力添えをいただいた山崎檜山振興局長と協定者の3者で固い握手を交わし「奥尻島森林整備推進協定」の調印式を滞りなく終了しました。
協定の取組としては、1.効率的かつ集約的な森林整備の推進、2.地域材の安定的・持続的な供給、3.必要な路網の整備など、両者で協議しながら進めて行きます。
(堀川 流域管理調整官)
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