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北海道森林管理局

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    森林のこともっと知りたい

    中標津小学校 総合的な学習出前授業(中標津小学校4生)


    【根釧東部森林管理署】 


    中標津小学校の「総合的な学習」では、子ども達が地域への関心を育む取組が行われており、今回は町内を流れるタワラマップ川についての調査が行われました。調査を進めていく中で、地区の名前に「泉」がついた所が多いことに気づき、湧き水について調べることになりました。

    源流までたどりついて見るとそこは、当署の旧苗畑跡地の湧水池であることがわかり、中標津教育委員会を通じての見学依頼となりました。また、観察の際にはあわせて「森と水の関係」「苗畑の役割」などについても説明を受けたいとの要望があり、出前授業を行うこととなりました。

    令和元年8月23日(金曜日)に中標津小学校の生徒(4年生50名)を対象に、当署中標津合同森林事務所の裏にある「湧水池」観察と「旧苗畑」見学の二部構成で授業を進めました。

    森林技術指導官からの挨拶
    森林技術指導官からの挨拶

    湧水池の観察では、森林技術指導官から森林の働きの一つである、「水源かん養機能」について紹介しました。

    (1)森林と水は密接に関係しており、川や池の水の源は「雨」で、普段飲んでいる水も元は雨だった。
    (2)雨が降ると森林は葉っぱや幹で雨水をキャッチし、地面を守るとともに雨水を土の中に浸透させ地下水としてゆっくりと湧き水を出してくれているから川がなくても池ができ上がる。
    (3)森林が無ければ雨がすぐに地面を流れていくため、土砂崩れの発生、川の氾濫等の災害が起こりやすくなる。

    などを説明。普段何気なく見ている樹木には、木材としての利用以外にも様々な機能があり、みんなの生活を守ってくれていることを知ってもらいました。

    湧出池での説明の様子
    湧出池での説明の様子

    旧苗畑に向かって移動している様子
    旧苗畑に向かって移動している様子

    次に旧苗畑に移動し、苗畑の歴史や役割について説明をしました。

    (1)大面積に伐採された森林を復活させるために、約70年前から木を植えることが進められてきた。
    (2)森林管理署は広大な面積の国有林を管理しているため、たくさんの苗木が必要だったことから苗畑を作り、苗木を育てていた。
    (3)植林が一段落したことから、森林管理署で行っていた苗畑での作業は平成12年頃に終わりを迎えたことなどを説明。



    旧苗畑での説明の様子
    旧苗畑での説明の様子

    苗畑について説明した後は、旧苗畑付近や近くの公園で職員が撮影した動物の写真を見てもらいながら、身近な市街地の森林にも様々な種類の動物が生息していることを紹介しました。

    最後は生徒達から大きな声でお礼の挨拶をいただき授業を締めくくりました。

    当日は、あいにくの雨天の中での授業となりましたが、生徒の皆さんは熱心に聞いてくれていました。この悪天候が功を奏して、森林の水源かん養機能についてもイメージしやすかったのではないかと思います。

    今回の授業を通して、身近にある森林の働きを少しでも知っていただくことで「総合的な学習」のヒントとなり、さらに森林・林業に興味をもっていただけたら嬉しいです。

    また、住んでいる地区のすぐそばに雄大な自然が広がっていることも紹介できたので、機会があれば是非森林に足を運んで、遊び・学んでほしいと感じました。

    (業務グループ 奥山)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271