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北海道森林管理局

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    森林のこともっと知りたい

    朱鞠内小学校で春の森林環境教育を実施

    ~記録的な積雪を経て~

    【北空知支署】 


    平成30年5月23日(水曜日)、朱鞠内小学校「わんぱくの森」で全校生徒10名を対象に森林環境教育を実施しました。朱鞠内小学校ではシーズン毎に(年4回)子どもたちに体験型の森林環境教育を実施しています。
    今回はその第1弾である「春」の森に潜入してもらいました。


    まず、新1年生が新たに加わったので、森林管理署が普段どんな仕事をしているのか紹介しました。
    森林管理署では、木を伐ったり植えたり、治山ダムや道を造ったりと多種多様な種類の業務を行っていることを説明しました。

    森林管理署の仕事ってなんだろう?
    森林管理署の仕事ってなんだろう?

    続いて、待ちに待った「わんぱくの森」に突入です。

    林内には雪がまだ少し残っていました。というのも、朱鞠内地域におけるこの冬の最深積雪は296cmまで達し、この地域の観測史上(気象庁観測)2位を記録しており、根雪がまだ解けきれていないためです。
    296cmを職員が白いポールで表現すると、こんなに積もっていたのかと改めて驚きです。


    積雪深296 cm = 白色ポールの高さ
    積雪深296 cm = 白色ポールの高さ

    積もった雪は、森林にどんな影響を与えたのでしょうか?

    降ってすぐの雪はさらさらですが、やがて非常に重くなるという説明の後、森をさら奥に進みました。
    すると、胸高直径30cmに達するトドマツが地上から3mの高さからばきっと折れている姿が目に飛び込んできました。

    折れた幹を観察すると、凍裂したトドマツに雪が積もり、その重さに耐えきれなかったようでした。
    大きな木が倒れているのを目の当たりにして、子どもたちも驚いている様子でした。

    折れたトドマツ
     雪の重みで倒れたトドマツ(中央右)

    せっかくここまで大きく育った木も、倒れてしまったらそのまま枯れて腐っていくだけなのでしょうか?それだけではありません。
    倒れた木を栄養にしてその木の上に新しい木が生えてきます。
    これを倒木更新と言います。そこで、みんなで倒木に生えてきた木の赤ちゃんを探しました。

    倒木更新の説明
    倒木更新の説明

    小さいトドマツ見つけられたかな?
    小さいトドマツ見つけられたかな?

    森林官は林道点検の際に木が林道に倒れている場合、ノコを用いて処理することがあります。
    そこで、この冬に倒れてしまったシラカンバでノコ体験を行いました。
    ノコを使うのが初めてという子どもも、がんばれー!と声援をもらってノコを一生懸命動かしていました。
    なかなか力が必要な大変な作業だったようですが、楽しそうに木を切りました。

    ノコを使った丸太の切断に初トライ!
    ノコを使った丸太の切断に初トライ!


    幹を輪切りにすると、切断面に同心円状の模様が現れました。「年輪」といい、1年に1つずつ円が増えていきます。そこで、円がいくつ重なっているのか数えてみました。20歳!26歳・27歳ぐらい!との回答(ちなみに筆者は25歳と推測)。円がつぶれてしまったり見えにくかったりする箇所もあったことから、おおまかに樹齢20~27年の間という結論になりました。

    年輪を数えてみよう!
    年輪を数えてみよう!

     
    最後に、思い思いに切ったシラカンバを手に記念撮影。
    今年度初めての春の森林環境教育、楽しめたでしょうか?

    極寒豪雪地帯の朱鞠内地域では、冬期間の急激な気温低下で幹に凍裂が生じ、それが原因で木が腐ったり、雪の重みで木が倒れたりします。
    しかし、その木が腐ってもそこから新たな木が生え、そして成長していきます。
    そんな森林の生命力を森林環境教育を通じて子どもたちに伝えることができたらと考えています。

    最後にみんなで記念撮影
    最後にみんなで記念撮影

      

    (業務グループ 久保)

     

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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