
北の島便り~奥尻島・利尻島・礼文島の森林官・主任からのお便りです
2012年6月28日 利尻島発!
利尻森林事務所 上席森林官 松本
甘露泉水
暑い日が続きます。 今回は涼しげな話題を一つ。
利尻山のすそ野、標高290m(利尻山鴛泊コース3合目付近)にある「甘露泉水」は、「日本の名水100選」にも選ばれ、最北の名水百選として有名です。 また周辺は、「利尻島自然休養林」や「日本森林浴の森100選」に選ばれるなど、その豊かな自然環境が高く評価されています。

整備はちゃんとされており、北麓野営場から徒歩で10分程度、港から北麓野営場までは車(約10分)で行くことができます。 多くの観光客が訪れるだけでなく、島民の憩いの場として親しまれています。

迸る湧水 なんだか、涼しげでしょ(笑)
2012年6月25日 利尻島発!
利尻森林事務所 上席森林官 松本
利尻山鴛泊コース
先週とは、打って変わって、晴天が続く利尻島。 今日は、登山道周辺の植生が荒廃していないかパトロールの為に利尻山へ。

長官山から 雪渓と緑のコントラストがきれいです。

今日の登山客は50名程、例年であれば7月上旬までが登山のピークです。

利尻山山頂 登山道の崩壊等により植生が荒廃しつつありますが、登山者の踏み込み等による影響も無視出来ません。 必要な箇所には、このように立ち入りご遠慮ロープが張ってありますが、以前踏み込んだ足跡が目立ちます。 ロープが目に入らないのでしょうか?

リシリオウギ 例年より開花が早いようです。
この日は、数名の人が体調不良等でピークを踏まずに下山していました。 正しい判断ですが、最後に一緒に下山した人は21時30分…。 ヘッドランプも持たず、一歩間違えれば遭難救助確実です。
これから、利尻山は登山のピークを迎えますが、技術体力の過信は、一歩間違えれば事故遭難につながります。 間違っても救助隊のお世話にならないようお願いいたします。
2012年6月24日 奥尻島発!
奥尻森林事務所 上席森林官 牧野
サツキとヤマブキを植樹
「将来にわたって緑豊かな美しい奥尻を残すために…」をタイトルに、サツキ100本とヤマブキ100本をうにまるモニュメントの周辺に植えました。
黄色とピンクの花が咲き乱れる来春が待ち遠しい!

サツキを手前に、少し背の高いヤマブキを奥に配置し、植栽する様子
2012年6月22日 奥尻島発!
奥尻森林事務所 上席森林官 牧野
おくしりの三大まつり 「賽の河原祭」開催
「賽の河原祭」は、おくしりの三大まつりといわれるとおり、大勢の人でにぎわっていました。 子供相撲大会から始まり、島の芸達者な人を集めて行う「島芸人NO.1決定戦」、灯篭流しなど、多彩な催し物となっていました。

子供相撲大会に大勢の観客!


島芸人NO.1決定戦に参加した、芸達者な島の人たち
2012年6月21日 利尻島発!
利尻森林事務所 上席森林官 松本
ポン山・姫沼探勝路
先週と打って変わり、ぐずついた天気が続きます。 しかも、寒い。
今日は、探勝路整備の打合せでポン山・姫沼探勝路へ…今日のスタートは、いつもとは逆に、姫沼から…。

あいにくの荒天で、利尻山は見えませんでした。

しっとりと雨に濡れた探勝路もいいもんです。 しかし、雨天時は探勝路も滑りやすくなっていますので、足回りは十分な装備でお願いいたします。
2012年6月15日 利尻島発!
利尻森林事務所 上席森林官 松本
今年も始まりました

仙法志地区は、待ちに待ったコンブ漁。本日解禁!! まだまだ、シーズン初めで実入りが少ないと言っていましたが、それでも話す姿はなんだかうれしそうでした。
2012年6月13日 利尻島発!
利尻森林事務所 上席森林官 松本
今年も咲きました
利尻山南斜面の国有林内に咲くチシマザクラは、その貴重さから「利尻島のチシマザクラ自生地」として北海道天然記念物に指定されています。
今年も贅沢な花見を楽しむことが出来ました。

チシマザクラ (クリックすると大きくなります) ミネザクラ(タカネザクラ)の変種。 写真では判りづらいが、葉柄、花柄、萼筒に毛が生えているのが特徴のようです。

写真のように、現地は踏み跡もない山間の斜面。それも、チシマザサの密生地になります。 もし、見に行かれる場合は、十分装備な準備のうえで願います。
2012年6月11日 利尻島発!
利尻森林事務所 上席森林官 松本
ヤムナイ沢

(クリックすると大きくなります)
9月を回っても雪渓が残っていることから、島の人々には「万年雪」の愛称で知られています。
2012年6月9日 奥尻島発!
奥尻森林事務所 上席森林官 牧野
桜並木の下刈に参加

町道沿いにある桜並木の下刈に参加しました。 約1500本、8キロメートルを刈りました。 参加のみなさんは刈払機でしたが、私は手鎌で汗だくでした。

球島山には、桜とつつじが咲いていました。

山頂にある展望台からは、360度のパノラマが広がり、奥尻島の山並みと日本海が見渡せます。 展望台からの写真には、遠くになべつる岩(球の字の上あたり)も見えます。
2012年6月7日 利尻島発!
利尻森林事務所 上席森林官 松本
ポン山・姫沼探勝路
夏が来たかのような陽気です。 今年のGSS事業計画を建てるために、今日はポン山・姫沼探勝路へ行きました。 探勝路は初夏の花々でいっぱいでしたが、利尻山は残念ながら雲の中でした。

探勝路

クルマバツクバネソウ

ツバメオモト

ツボスミレ

姫沼から見た利尻山
2012年6月5日 奥尻島発!
奥尻森林事務所 上席森林官 牧野
球浦地区に滝を発見!

滝浦地区を巡視の際に見つけた滝です。 写真では見にくいですが、かなり上流から川の水が白く写っています。 名前はまだ無い? 命名権は私?

林道沿いに、ノビネチドリがきれいに咲いていました。
2012年6月4日 礼文島発!
礼文森林事務所 森林官 木下
レブンアツモリソウ


レブンアツモリソウが咲きました。 この花は礼文島固有種で、過去の大量盗掘等の影響で絶滅危惧種に指定されています。 現在は島のみなさんが一生懸命保護に努めています。
礼文島にしか咲かないこの花を見るために、日本中、各地から観光客が訪れています。
2012年6月2日 利尻島発!
利尻森林事務所 上席森林官 松本
最北端のスギ人工林
今回は、民有林の話題を一つ。
「スギ」は日本固有の種として、九州の屋久島から青森県に天然分布すると言われています。北海道では、自生こそしていないものの、早い時期から道南地方を中心に植栽されています。
スギ人工林の北限としては月形町(明治14年植栽)や羽幌町(大正7年植栽)のスギ人工林が有名ですが、この利尻島(利尻富士町鴛泊字野塚)にもスギ人工林があることは、あまり知られていません。

植栽年度は昭和42年ですから、月形町や羽幌町の人工林に比べるとまだまだ若い林分で比ぶべくもないのかもしれませんが、それでもこの気象条件の厳しい宗谷地方に根付いている姿をみると、この事実はもっともっと広まってもいいのでは?とも思ってしまいますが、それも島に住む人間のひいき目なのでしょうか?
(最北端のスギ人工林の管理者は利尻富士町です。お問い合わせは産業建設課0163-82-1111までお願いいたします。)
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お問合せ先
総務企画部企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271
FAX:011-622-5194
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