このページの本文へ移動

北海道森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

     各地からの便り

    ポロト自然休養林におけるアイヌ文化に貢献する森林づくりの推進

     

    胆振東部森林管理署】 


    白老町にあるポロト自然休養林(395ヘクタール)は、ポロト湖とそこに流れ込む渓流の周辺に、道央太平洋側の原植生であるミズナラやカツラ、クリ、ヤチダモなど自然豊かな広葉樹林が広がっており、ポロト湖の周囲や森林内には地元の白老町により遊歩道が整備され、多くの町民が森林ウォーキングを楽しんでいます。
    キャンプ場も整備されており、四季を通じて道内外の方々に親しまれている森林です。

    ポロト湖
    ポロト湖

    また、白老町によりアイヌ文化に貢献するイオルの森林づくりが行われ、アットゥシの原料となるオヒョウニレやイナウの原料となるヤナギなどの植栽・保育活動が行われています。
    このような中、今年7月に、ポロト湖畔にアイヌ文化復興等に関するナショナルセンターとして民族共生象徴空間(愛称:ウポポイ)が開業し、その背地に広がるポロト自然休養林は、これらの施設の運用とも関連しながら、アイヌ文化を育む森林としての活用が一層求められる状況になっています。

    このポロト自然休養林内には約80ヘクタールの人工林があります。
    胆振東部森林管理署では、今後、この森林についてアイヌ文化を象徴する森林として育てていくため、現在80年生となったトドマツ人工林の主伐後にオヒョウニレ等の植栽・育成やオオウバユリ等の草本類の再生に向けて、白老町と連携して取り組むこととしています。

    今般、その前段として令和2年9月29日(火曜日)、ポロト自然休養林内において、アイヌ文化にかかわる樹木であるオヒョウニレ20本、アオダモ15本、エンジュ10本の3種類45本を中塚署長ほか14名の職員で先行植栽を実施しました。

    職員による植栽の状況
    職員による植栽の状況

    植栽したオヒョウニレ等は餌の少ない冬期間にエゾシカの食害が懸念されます。
    このため植栽木の周囲にエゾシカ防止柵を約50メートル設置しました。
    また、植栽木の形状安定も考慮し、長さ70センチメートルのシカ防護チューブも一本一本取り付けました。

    植栽後の状況
    エゾシカ防止柵と防護チューブを設置

    今後は、白老町との連携も進めながら、トドマツ人工林を現在、北海道森林管理局で進めている「天然力を活用した多様な森林づくり」の手法により、将来的に200年~300年生の針広混交林、広葉樹林に誘導し、アイヌ文化に密接にかかわる森林産物の持続的供給と多様な野生生物の生息の場とすることを目指します。

    (森林技術指導官 中山)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

    PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
    Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

    Get Adobe Reader