知床森林生態系保全センターブログ(2021年11月)
令和3年11月4日 東京農業大学実習 秋編
東京農業大学オホーツクキャンパスから、学生たちが実習のために来所されました。
今年の7月にも実習を行いましたが、今回はその時とは別学科の学生で、主に森林や鳥類の生態について研究をされているそうです。中には開拓地跡でのシカの食害をテーマにされている方もいるのだとか。
まずはエゾシカ担当の職員が知床のエゾシカ対策について解説を行いました。
知床半島におけるエゾシカの分布や森林被害、管理体制などを写真や映像を交えながら説明しました。
さすがは専門に勉強されている学生たち、配布した資料に熱心にメモを取られている方や、囲いわなやくくりわなでの捕獲の映像をお見せした時には「おぉー」と声を上げている方もいらっしゃいました。とても反応が良かったです。
また、実際にくくりわなを稼働させる様子も見ていただきました。
ブログ担当の私も実物のくくりわなは初めて見たので、学生たちに交じって興味津々に見ていました。
その後、野営場内の囲いわなと電気柵を視察し、約1時間の限られた短い時間でしたが、知床のエゾシカ対策の現状と課題を体系的にお伝えすることができ、学生たちにとっても内容の濃い実習になったと思います。
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