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北海道森林管理局

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    知床森林生態系保全センターブログ(2021年10月)

    10月29日 「10月のできごと」

    10月17日 「知床国立公園クリーン事業」

    令和3年10月29日 10月のできごと

    今回は10月にあった出来事をまとめてご紹介したいと思います!

     

    まず、102日にウトロにて花火大会が開催されました!

     

     

    こちらは夕陽台から撮影した写真になります。

    夕陽台はやはり絶景ポイントということで、多くの人々が花火を見に集まっていました。

     

     

    夏の風物詩であるはずの花火をまさかこんな肌寒さを感じる時期に見られるとは思ってもいませんでしたが、どんな季節に見たって花火は花火。その美しさと儚さは変わらなかったです。

     

     

    続いて105日と6日に網走中部森林管理署の職員7名がOJTとして来所しました。

     

     

    2日間をかけ、カムイワッカ・ルシャ方面の視察、センターの業務紹介を行いました。

     

     

    センターでは今年7月のブログでご紹介したような、羅臼高校での出前授業や東京農業大学の学生への実習といった地域の方々に対する環境教育だけでなく、同じ北海道局内の森林管理署に対しての環境教育も行っています。

     

     

    そして1025日には日の出林道内にて択伐指標林調査を行いました。

     

     

    そもそも択伐指標林とは、昭和61年に行われたヘリコプター集材による択伐によって森林にどのような影響があったのかを観察するために設定されたものです。1号区から3号区まで設定されています。

    このように設定された択伐指標林内の立木の本数と胸高直径を5年毎に調査するのが択伐指標林調査です。

     

     

    この日は2号区の調査を行いました。

    まず、これまで調査が行われてきた木にはナンバーテープが打ってあるのでそれを探し、見つけたらその木の胸高直径を輪尺で測ります。その後、野帳に数字を記入していきます。

     

     

    また、調査対象木は胸高直径が6cm以上の全ての立木となっているので、新たに6cmを超えていそうなものがあれば同様に胸高直径を測り新たにナンバーテープを打っていきます。

    前回の調査が5年前となっているのでナンバーテープも見えにくくなっているものもあり、そういったテープは新しいものに付け替えていきます。

     

    この一連の作業を、この日は職員+GSSの全7名で約250本分行いました。

    今後、1号区と3号区も調査を行いますので、気合を入れて頑張っていきたいと思います!



    令和3年10月17日 知床国立公園クリーン事業

    今年度も斜里町及び環境省が主催する知床国立公園クリーン事業に後援として参加しました。

     

     

     

    この事業は、地元住民のボランティアと行政機関が共同で行っているクリーン活動の一環で、毎年海岸に流れついたゴミ拾いを行っています。

     

     

     

    海岸にはたくさんのゴミが打ち上げられており、ゴミ袋もあっという間にいっぱいになってしまいました。

     

     

     

    知床の沿岸は海流の関係でゴミが流れ着きやすいそうです。

    はるばる流されてきたのでしょう、中には海外のラベルが付いたペットボトルもありました。

     

     

     

    トラックの荷台もゴミですぐいっぱいになってしまいました。

     

     

     

    この日はあいにくの天気で、予定よりも早く作業を切り上げました。

    みんなでゴミを減らす取り組みを続けて、美しい知床をつくっていきたいですね。

    お問合せ先

    知床森林生態系保全センター

    〒099-4355 北海道斜里郡斜里町ウトロ東番外地
    ダイヤルイン:0152-24-3466