知床の森の今の姿をブログで紹介します。森林の不思議や役割に興味を持ってみませんか。 またまた、お礼状が届きました!(6月27日)今月催行した「春の知床森林散策~幻のポンホロ沼~」に参加された方から、またまたお礼状が届きましたのでご紹介したいと思います。
文中には職員へのお褒めの言葉もあり、一同大変恐縮しつつも大きな励みになっています。どうもありがとうございます!
次回のイベントに向けて更なる向上を目指したいと思います。
網走ブロック社会教育主事等研修会(6月23日)このほど、近隣1市4町(網走市、斜里町、清里町、小清水町、大空町)教育委員会における社会教育担当者の方々が当センターにお見えになりました。 「地域資源を活かした体験プログラムの実践」をテーマとした研修会ということで、当センターの目的とそれに基づいて提供するプログラムについてお話しさせていただくのと併せて、当センターで現在行っているイベント(紙すき体験)を体験していただきました。
そもそも「知床森林センター」とは何ぞや?から提供するプログラム内容に至るまでのレクチャー中。
木そのものではありませんが、木を原料とするパルプを利用したポストカード作り体験です。 樹皮から抽出した染料や落ち葉でアレンジを加えることができます。
限られた時間ではありましたが、地域の社会教育を牽引していく担当者の方々との交流の機会が持てたことは、緑化思想を啓発している当センターにとっても大変意義深いものでした。
お礼状が届きました(6月21日)先日行ったコラボ企画(ブログ記事はこちら)について、このほどコープさっぽろ北見地区本部からのお礼状が届きました。 日常生活の中で少しでも森林に対する意識を持っていただくお手伝いができたのではないかと感じられ、職員一同の大きな励みになっております。新たなプランを用意しますので、またの参加をお待ちしております。
エゾマツ?トドマツ?(6月14日)先日行われた森林レクリエーションin知床で行った、おもしろい木の話の一部をご紹介いたします。
こちらは羅臼町にある「熊越の滝」の遊歩道沿いで見られるエゾマツとトドマツです。 さて、どちらがエゾマツでどちらがトドマツでしょうか?
ヒントは「天までトド(届)け!」「もうえエゾ(蝦夷)!」
答えは左が「エゾマツ」で右が「トドマツ」です。 天に向かって枝を上向きにつけているのがトドマツ 「枝を上向きに伸ばさなくて、もうええぞ」と言われたかのように、枝を下向きにつけているのがエゾマツです。(生育環境等により、あてはまらない場合もあります。)
こちらは、なんと「岩を抱いている」トドマツです。ポンホロ沼周辺で数多く見ることができました。 しかし、いくら探しても、岩を抱いているエゾマツは見つかりません。なぜでしょう??
これは「根の伸び方の違い」によるものです。 トドマツは「深根性(しんこんせい)」といわれる、根を深いところまで伸ばす性質があるのに対し、 エゾマツは「浅根性(せんこんせい)」といわれる、浅いところで根を伸ばす性質があります。 つまり、上の写真のように岩を抱いて地中に達することができるほどの深さまで根を伸ばすことから、トドマツは岩を抱くことができ、浅いところで満足してしまうエゾマツは岩を抱くことはないのです。
解説を行うと、参加者の方からは驚きと納得の声が挙がりました。 散策終了後には「身近にあるのに、あまり知らない木のことを楽しく知ることができて良かった」という声を 多くいただきました。
春の知床森林散策~幻のポンホロ沼~(6月8日、11日)当センター主催のフィールドイベント、森林レクリエーションin知床がいよいよ開幕しました。 第一弾は、斜里町および羅臼町内国有林の森林散策です。 毎年春のイベントは人気が高いため、今年は2回開催しました。 両日とも初夏を感じさせる青空の下、知床の森林散策を満喫することができました。 詳しくはこちらをご覧ください→最新イベント結果報告
ポンホロ沼の畔にて(正面には羅臼岳) 木育と食育のコラボレーション(6月6日)新緑真っ盛りの知床で、この度、コープさっぽろ北見地区本部の組合員の方々限定企画として、雪解け水を湛え、この時期にしか姿を現さないことから「幻の沼」といわれるポンホロ沼周辺の森林散策と、森の味覚の代表格のキノコ、シイタケのほだ木づくりを行いました。 これは知床森林センターとコープさっぽろとのいわば木育と食育のコラボです。
知床峠で記念撮影後、散策開始地点に移動して散策開始です。
エゾシカの食害を受け、立ち枯れながらも皮一枚で生き続けているイチイです。この状態になって少なくとも3年は経過しています。
森林センターに戻って昼食をとった後はほだ木づくりです。
手順の説明中。
ドリルで駒菌を打ち込む穴を開けています。
(所長が手にしているのはイタドリで作成したたて笛です。)
当センター主催のフィールドイベントはこれからが本番です。随時ホームページでお知らせしますので、みなさま、ご参加のほどどうぞよろしくお願いいたします。
6年ぶりの景色(6月1日)道道知床公園線が6年ぶりに開通しました。 もやがかりながらも強い日差しの下、観光客や報道関係の方々がカムイワッカの滝をめざして車を走らせていました。
もやがかりの羅臼岳をバックに。
道道知床公園線上から見た羅臼岳です。6年ぶりのアングルです。
こちらも6年ぶりのカムイワッカ川です。 落石の危険があるため、入渓は通称「一の滝」までとなっています。
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知床森林生態系保全センター
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