このページの本文へ移動

中部森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    天生(あもう)GSS活動報告(令和3年7月)

     

     

    令和3年7月

    過去のブログ

    令和3年6月

    令和3年5月

    令和2年

    令和元年

    平成30年

    平成29年

    平成28年

    平成27年

     

    令和3年7月29日(木曜日)

    本日は、天生協議会主催の合同パトロールが開催されました。
    森林管理署、岐阜県、警察、消防から関係者20名が参加しました。


    それぞれの目線から、パトロールを行います。


    途中、天生の自然も楽しみながらパトロールを行いました。
    こちらは、カラマツソウです。
    花の時期は、カラマツの葉のようですが、現在は果実になっています。

    パトロール後には、全体を通しての感想を頂きました。
    歩道が整備されていて歩き易いとの感想が大半を占めました。

    令和3年7月21日(水曜日)

    夏空の下の天生湿原です。
    飛騨地方、今が1番暑い時期でしょうか。
    湿原の朝の気温が25度ほどです。
    25度ですが、湿原の中は爽やかです。


    湿原の周囲で今最盛期の『バイケイソウ』
    今年当たり年だったコバイケイソウは既に花の時期は終わり種になっています。
    バイケイソウの後ろには、ニッコウキスゲと、もう終わりかけのワタスゲがみえます。
    ワタスゲは、雨の日にはしょんぼりしますが、又晴れるとフサフサになり…
    ここ1ヶ月間ほど湿原を賑わしてくれました。
    もう、さすがにフサフサは復活しないかな…。


    2つ並んだ姿が愛らしい『ツルアリドオシ』
    今年が花の数が少ない気がしますが、可愛らしく咲いてくれました。

    『タマガワホトトギス』も咲き始めです。
    これから見頃が続きます。

    今年は、湿原の中に『コモウセンゴケ』の花を多く目にします。
    小指の先ほどの小さな花ですが、一生懸命背を伸ばして咲いています。

    令和3年7月20日(火曜日)

    盛夏の天生湿原。
    ニッコウキスゲ、まだまだ盛りです。


    水面に映ったニッコウキスゲ。


    本日は、籾糠山(もみぬかやま)標高1744mへパトロールです。
    特に頂上直下は、心臓破りの急登が続きます。
    急登ではありますが、天生の歩道は段が細かくきざんであります。
    天生ならではの、人に優しい…気持ちのこもった歩道作りが、ここにもあります。

    籾糠山山頂へ到着です。
    頂上は、あまり広くありません。
    大人10人ほどで、密になる広さです。
    混雑時には、譲り合って頂くようお願いしています。

    頂上から東側方面を見下ろします。本日は、夏の空。
    条件が良いと、南は恵那山から北は富山県剱岳までを眺望することができます。

    頂上から下りながら見て頂きたいのが、ダケカンバの大木です。
    登りは、必死です。ともすると周りの景色が目に入らないかもしれません。
    下りは、ぜひ目の前に広がる林相の変化をお楽しみください。
    写真手前の1本はブナ。その奥に美しいダケカンバが並びます。

    令和3年7月15日(木曜日)

    植物観察をしていると、見かけることがあります。
    『虫こぶ』です。
    寄生生物の寄生によって植物体が異常な肥大成長をすることにより、葉の一部がこのような形になります。
    葉だけでなく、茎や枝、花や果実に見られることもあります。
    虫こぶの名前は、カタカナの長い名前ですが、上手に区切って読むと、寄生している樹種、付いている場所、付いている状態が分かります。


    『リョウブハタマフシ』です。
    葉の両面に均等に膨れます。
    まだ、できたばかりでしょうか?透明に近い緑色できれいです。
    しかし、この中にはタマバエの1種の寄生虫が入っています。


    『サワフタギツボミフクレフシ』です。
    本家のツボミと勘違いしてしまいそうです。
    タマバエの1種が入っています。
    7月中には、虫えいの壁に脱出孔を開けて幼虫が脱出するそうです。


    『マンサクハフクロフシ』です。
    マンサクの葉につく袋状の虫こぶです。

    『マンサクハフクロフシ』の色違いも見つけました。
    アブラムシの1種です。

    ブナの葉についていました。
    『ブナハアカゲタマフシ』です。
    ブナ葉赤毛玉フシ…虫こぶの名前は最後に「フシ」が付くのが定番のようです。

    こちらは、虫こぶとは違います。
    『オトシブミ』という昆虫の仕業です。
    ミヤマナラの葉についていまいした。
    江戸時代の「落とし文」のように、葉を筒状に巻き、最後には地面に切り落とします。
    まだ巻いている最中です。

    令和3年7月13日(火曜日)

    年により、花により…
    良く咲いたり少なめだったり…
    時期が早かったり遅かったり…
    自然界には、一言では説明しきれない何かがあるのだと思います。
    毎年一定ではないのが、また一興です。
    今年『ササユリ』は例年より多く咲いています。
    ごらんの通り見事に咲きそろい、今が見頃です。


    赤みがかったササユリもあります。
    1株に2輪の花をつけています。


    『ギンリョウソウ』も今年は多く見かけます。
    もう終わりかけの個体から、まだ蕾の物もあり、まだまだ楽しめます。

    『サイハイラン』今年は6月中に見頃は終わりました。
    なぜか今年は、花の数も少なく、指折り数える事ができるくらいの数でした。
    残念なまま時期が過ぎていきました。
    数年前は、カラ谷分岐付近で道沿いに見事に咲いてくれたのに…幻のようです。

    そして、先々週の7月1日に早くも今年の第1号を発見しました。
    天生の夏の代名詞『シラヒゲソウ』です。今年は咲き始めが随分早いです。
    今日現在、まだまだポツポツとしか見る事ができません。
    さて…今年のシラヒゲソウはどうなる事でしょうか。
    今から楽しみです。

    令和3年7月8日(木曜日)

    カラ谷分岐にズシンと構えるカツラの大木。
    カラ谷分岐の目印でもあります。
    かなりの年齢を感じる趣き深い木です。


    そのカツラの木に、なにやら付いています。


    拡大してみると、『マスタケ』ではありませんか!
    サルノコシカケ科に属するキノコです。
    このオレンジ色の鮮やかさが目を惹きます。
    なぜマスと名前が付いたのか?釣り好きの方は理解が早いでしょう。
    マスの仲間は産卵期に、このような鮮やかな色に変わります。

    カツラの葉も見逃せません。
    かわいいハート型です。

    令和3年7月6日(火曜日)

    雨模様の天生湿原。
    空の色がどんよりしていると、湿原全体もひっそりしています。
    コバイケイソウやワタスゲは終わりを迎え、
    変わって登場するのは、ニッコウキスゲとバイケイソウです。


    5月下旬に湿原を賑やかにしてくれた、ミズバショウの現在の姿です。
    真ん中の棒状の物は、肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれます。
    ミズバショウは、白い仏炎包の部分が目に付きやすく、よく花弁と間違われますが、本当の花はこの肉穂花序に集まって咲いています。
    今は、花の部分が熟し果実になっています。

    ミズバショウと同じくサトイモ科のザゼンソウです。
    こちらも同じ作りです。
    花の時期と比べて肉穂花序が肥大しているのが分かります。

    ミズバショウとは、又ひと味違う雰囲気が漂っています。
    見頃と言われる時期を過ぎた後も、観察を続けると面白い発見があります。

    令和3年7月1日(木曜日)

    天生ではお馴染み、神出鬼没のショウキランの咲く季節となりました。


    こちら、天生の入口に設置してあるクマ除け用に作られた鐘です。


    今週火曜日の勤務日には、普段通りの姿だったのですが、
    翌水曜日の朝、このような状態になっていました。

    写真はありませんが、なぎ倒された状態で発見されました。
    そして、このように、鋭い削り跡。

    良く良く見てみると、クマの毛が残っていました。
    間違えなく、クマの仕業と考えられます。
    熊除けの鐘がクマにいたずらされた事件でした。