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海岸防災林の復旧・再生に関するマルチング資材実証試験の結果について

  東日本大震災で被災した海岸防災林の復旧・再生について、海岸部における自然条件は極めて厳しいことから、海岸防災林の造成には通常の森林造成とは異なる工法が必要になります。
  【海岸部における自然条件の特徴】
      1.  潮風や寒風が厳しい。
      2.  飛砂により、植栽木の埋没や損傷等が生じる。
      3.  夏季における日中地温が極めて高く、また、温度変化が大きい。
      4.  土壌中の塩分濃度が高く、栄養が不足しているとともに、表層が極度に乾燥している。

  【厳しい自然条件に対応するための海岸防災林造成の主な工種】
      1.  強風を緩和する防風工
      2.  砂の移動を防止する静砂工
      3.  飛砂・潮風・寒風等の害や不足する養分・水分によく耐える樹種による植栽工
      4.  土壌の水分条件を改善するための埋わら・敷わら(マルチング)

   全国各地の海岸防災林は先人の努力により長い年月をかけて造成されてきたものが多く、その森林造成の技術は試行錯誤の取組により経験的に蓄積されてきたものが少なくありません。

   一方、東日本大震災で被災した海岸防災林の復旧・再生については、その規模が著しく大きいことを踏まえ、これまで蓄積されてきた技術を基本として、さらに効果的・効率的で実効性の高い技術の向上に向けた取組が重要となっています。

   このため、東北森林管理局では、海岸防災林の復旧・再生における土壌の水分条件を改善するためのマルチングの効果を定量的に評価するための実証試験を実施しましたので、その結果をお知らせします。

 

   マルチング資材実証試験の結果概要(PDF:1,594KB)

 

お問い合わせ先

計画保全部治山課
ダイヤルイン:018-836-2253
FAX:018-836-2018

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