国有林と民有林が協力した森林整備協定の更新について

山形森林管理署では、平成25年より山形県村山総合支庁、（公財）山形県林業公社と協定を締結し、民有林と国有林が相互に利用できる効率的な作業道の整備や計画的な間伐等の森林施業を行うため「森林共同施業団地」の設定に取り組んできました。 平成27年3月27日に上記の協定を更新し、引き続き民有林と国有林が連携し効率的な森林施業に取り組んでいきますので、その概要についてお知らせします。

1．協定の概要

 

2.協定に基づき設定した森林共同施業団地の概要

森林共同施業団地の名称、森林整備等面積

• 畑・田代・岩野地区森林共同施業団 (寒河江市、村山市)

	協定期間に行う森林整備等（平成27年度～32年度）
	森林整備面積(ha)	森林作業道延長(m)
山形県林業公社（公社林）	59	4,000
山形県村山総合支庁（県営林）	12	1,000
山形森林管理署（国有林）	76	8,011
計	147	13,011

 

 

  

 

 

 

 

 

  

団地設定により期待される効果

• 団地内に設定した重点研修エリアにおいて、低コスト作業システムの定着に繋がる現地検討会等を協定者が連携して実施する事により、管内の林業事業体等の人材育成に貢献します。
• 傾斜が急で森林作業道を作設できなかった公社林に、国有林側から森林作業道を延長し相互利用する事により、これまで実施できなかった公社林での搬出間伐に取り組みます。
• 平成25年7月の豪雨災害により村山市側に木材を搬出するルートが遮断されているため、県営林内の森林作業道を国有林内の既設作業道に連結し相互利用する事により、新たな搬出ルートの確保と効率的な森林整備が可能となります。
• 国有林内の土場跡地を協定者が共用土場として使用する事により、土場作設費用の縮減等による低コストな森林施業に取り組みます。

 

（参考）村山地域森林整備推進協定書（PDF：3,783KB）

 

平成26年度に団地内の重点研修エリアで実施した研修会の様子

重点研修エリアで実施したフェラーバンチャザウルスロボを使用したデモンストレーション

 

 

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