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東北森林管理局

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    五所川原農林高等学校の現地実習について(7月14日)

      青森県立五所川原農林高等学校による現地実習は平成26年度から実施しておりますが、今年度も数回実施することにしております。
      今回は7月14日の様子をお知らせします。
      7月14日の現地実習は、平成27年度から当署で実験している「スギコンテナ大苗の成長試験」の今年度設置する試験地へのコンテナ苗の植栽を体験していただくこと、また、コンテナ苗を生産するためのコンテナへの幼苗の移植作業を勉強していただくことにしました。

     

      実施月日  平成28年7月14日(木曜日)
      参加者  青森県立五所川原農林高等学校  森林科学科  2年生  34名  教諭3名
      実施箇所  青森県南津軽郡大鰐町大字早瀬野字西虹貝山国有林551林班
                          青森県弘前市大字湯口字一ノ下がりやま87  種沢種苗園
     

    スギコンテナ大苗の植栽実習の内容

     津軽森林管理署では平成27年より、スギコンテナ大苗の成長試験を行っており、今年度も新たな試験地を設定する予定にしていたところ、五所川原農林高等学校より、コンテナ苗の植栽を体験したいとの要望があり、通常のコンテナ苗よりも大きい苗ですが、コンテナ苗の植栽体験をしていただくことになりました。
     スギコンテナ大苗の成長試験についてはこちらをご覧ください。 

     

     五農生到着  実習場所の西虹貝山国有林551林班に五農生の皆さんが到着しました。 当日は、あいにくの雨となり、生徒の皆さんも雨合羽を着用するなど準備をして班ごとに整列しました。 少し小降りになることを期待していましたが、見事に期待外れとなってしまいました。 
     大苗説明  天候が回復しそうにないため、早々と実習地に移動し、本日行う実習内容とスギコンテナ大苗について説明しました。
    植栽方法の指導  生徒の皆さんはコンテナ苗の植栽作業が初めてということで、当署の職員による模範作業を見ながら、コンテナ苗植栽専用器具(ディブル)の使い方やコンテナ苗の植栽について説明をしました。 
    ディブルで穴開け  ディブルで穴を開けます。 今回、コンテナ苗運び用として、田植えなどに使用する「苗かご」を使用してみました。 苗かごは大苗で30本ほど運ぶことが可能でした、当日は相撲部の担当でした。
     大苗を植栽  ディブルで開けた穴にコンテナ苗を入れます。 入れた後に土を被せたり、根元を踏む必要はありません。
     植栽後の施肥   コンテナ大苗の成長試験では、初期成長の試験を行うため、今回植栽した100本のうち、施肥3グラムを30本、施肥6グラムを30本、施肥無しを40本で施肥による成長比較試験を行うことにしております。  施肥の方法については、市販のお茶パックに、肥料を3グラム入れ、苗の根元に1ないし2袋置く方法で行いました。  使用した肥料は、「ハイコントロール700」という肥料で、効果が700日続くというものです。  今回初めて使用してみました。
    大苗植栽完成形 植栽作業が完成した苗木です。通常の苗よりも、かなり大きいのがおわかりいただけるかと思います。
    集合写真 作業終了後に集合写真を撮りました。雨のなか、生徒の皆さんには頑張っていただき、無事に植栽作業を終了することができました。ありがとうございました。
     

     コンテナ苗生産事業の移植体験について

       午後は弘前市湯口に所在する種沢種苗園に場所を移して、青森県でもようやく知られてきましたコンテナ苗の生産事業を体験していただきました。
       今回実習していただくのは、スギの幼苗をコンテナに移植する作業ですが、五所川原農林高等学校の森林科学科2年生は昨年に体験している作業でです。昨年の様子はこちらです。
       これまで、コンテナ苗の生産に使用する幼苗は、苗畑に直接播種し、秋に掘りとり、仮植した1年生のものを使用し、春にコンテナに移植していましたが、今回の実習では、今年の春に育苗箱に播種した幼苗を育苗箱から直接移植する方法で、これまでの移植と比べ、堀取りや仮植の手間をかけずにコンテナ苗を生産することができます。
       この方法は、青森県ではこれまで試されていないので、移植後の成長や出荷時期などについては今後の調査が必要です。
       仮にこの方法がうまくいくことになれば、出荷時期に合わせたコンテナ苗の生産もある程度可能になると思われます。
     
    直接移植  手前にあるのが育苗箱に播種したスギの幼苗で、発芽後約3ヶ月ほど経過したもので、津軽森林管理署で育てたものです。 育苗箱から優しく幼苗を掘り起こし、そのままコンテナに移植していきます。 これまでの生産工程から、幼苗の堀取り作業と仮植作業が省略できます。
    作業に夢中  この移植作業は、作業している間に夢中になる生徒も多く、昨年よりも早く丁寧に作業が進みます。
     移植作業の状況  今回参加した生徒の皆さんは、約1年前の移植作業を経験している皆さんですので、特に移植作業の説明も必要なく、どんどん移植作業が進みあっという間に作業が終了しました。
     

    終わりに

      今回の現地実習は、あいにくの天候となり、生徒を始め先生方もたいへんだったと思います。
      森林科学科2年生は昨年に引き続き2回目の現地実習となりましたが、1年生だった昨年よりも積極的で林業についての理解力もあり、たくましく感じられました。
      このような現場実習が、生徒の皆さんの今後の進路に少しでも役立つのであれば、たいへんうれしいことであり、ありがたいことだと思います。
      また、今後もこのような現場実習を継続していきたいと考えております。
     
     

    お問合せ先

    津軽森林管理署

    代表:0172-27-2800
    ダイヤルイン:0172-27-2800
    FAX番号:0172-27-0733