ブナ林散策道の除雪作業について
4月25日(木曜日)、西目屋村 暗門地区周辺のレクリエーションの森「白神山地・暗門の滝自然観察教育林」内の「世界遺産の径 ブナ林散策道」の除雪作業が行なわれました。
この作業は毎年行われているもので、白神ラインの冬期通行止めが暗門まで解除になる日に行われています。
「白神山地・暗門の滝」森林環境整備推進協議会(レク森協議会)の構成団体である、環境省、青森県、西目屋村、ガイド団体などから、37人が参加して作業が行われました。
津軽森林管理署も構成団体になっており、今回は8人が この作業に参加しました。
8人のうち、H29~H31年度に採用された 3人を含む 5人の職員が20代という若手メンバーが中心で作業に臨みました。
場所によっては残雪が厚く残り、しかも固くなっているところもあり、参加者は汗だくになり、中には、半そでになって作業をする方もいました。
お昼までの限られた時間だったので、散策道全線の除雪はできませんでしたが、大回りと小回りの2コースのうち、小回りコースは歩けるようになりました。大回りのコースは雪のため迷う心配があるので、歩けるのは連休明けになる見込みです。
8時ころ、署を出発した時に降っていた雨は、現地について作業を始めるころには上がり、誰かの「持ってる力」に感謝して作業を行いました。
作業の様子などを写真で紹介します。
作業の様子です。
大回りコースの残雪の状況です。
コースが分からない状況となっています。
根の周りが開けてきて春の兆しが見えます。
同じ個所を比べてみました。微妙にアングルが違いますがご了承を…
あとがき
あと数日で年号が「平成」から「令和」へと変わります。これを書いている私は、「昭和」から「平成」に年号が変わるのをリアルタイムで見ていました。
そして、「平成」から「令和」への改元も経験します。
白神山地は、数千万年という 悠久の時を経て作り上げられました。
いま目にしているブナ林も数百年という時間の流れをかけて少しづつ入れ替わっていきます。
この素晴らしい自然の姿を、たくさんの方々に是非とも見ていただきたいと思っています。
青森港には今年、多数の大型クルーズ船が寄港するそうです。
青森県は、四季折々の豊かな自然に恵まれた土地です。
国内の方のみならず、海外の方にも「世界自然遺産 白神山地」を訪れて頂きたいと思います。
お問合せ先
津軽森林管理署
ダイヤルイン:0172-27-2800
FAX番号:0172-27-0733