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東北森林管理局

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    マザーツリー保護等の作業について


      白神山地の象徴として皆さまに親しまれてきた 「マザーツリー」 は、9月4日(火曜日) 深夜から9月5日(水曜日) 未明にかけて青森県を通過した 台風21号の暴風により、地上9mのところから幹が折れ落下してしまいました。
      残った幹と落下した幹や枝について、今後の扱いをどのようにするかを、10月16日(火曜日) に関係機関・団体などで構成する 「白神山地・暗門の滝 森林環境整備推進協議会」 で臨時の協議会を開催し、以下の方針を決定しました。

      「マザーツリー」の残った幹と折れて落下した幹や枝は、自然のサイクルの一コマとしてそのまま残して、自然の推移を学ぶ場として活用することとし
      (1) 残った幹は、応急処置として 折れた箇所を平滑にして保護剤を塗ること。
      (2) 歩道上に落下し、支障となっている枝などは除去し、安全を確保すること。
      上記 (1)と(2)の作業は 津軽森林管理署が実施することになりました。
      なお、作業にあたっては、林内での高所作業となり、天候に左右されるため、作業日を事前に確定することが困難なことから、作業の状況は非公開としました。
      この度、下記のとおり作業が終了したことから、このページにてお知らせいたします。
      なお、今後は、安全確保のため、これまでのようにマザーツリーを間近に見ることは出来なくなりましたが、ブナなどの広葉樹林の推移を学ぶ場として活用して下されば幸いです。
      なお、ロープで立入り禁止区域を設けていますので、ロープから中に立ち入らないようにお願いいたします。
              記
      ◎作業内容と実施日
         (1) 折れた面の整形と保護材の塗布      平成30年10月19日(金曜日)
         (2) 歩道の安全確保                           平成30年10月22日(月曜日)

      折れる前のマザーツリー(平成30年6月11日撮影)と台風21号の暴風で折れた直後のマザーツリー(平成30年9月6日撮影)



    1.折れた面の整形と保護材の塗布

      作業は、10月19日(金曜日) に実施しました。
      作業するため、マザーツリに登るロープをかけます。
      体を支えるため、根元に3回ほど回し たすき掛けにします。


      登っている様子です。あっという間に登りました。


      折れた面の状況を確認しています。
      「ポキン」 と折れたのではなく 「バギッ」 という感じで折れたので、かなりの深傷を負っている様です。
      思ったより凹凸があり、平滑にするには残った枝に支障が出るため、凹凸に合わせ削る事にしました。
      安全に作業をするためと、体が動きやすいように、ロープを巧みに使います。



      チェーンソーは、バーの長さが、40cm程と25cm程のものを使います。
      折れた断面の凹凸に合わせ、慎重に丁寧に整形していきます。
      チェーンソーの作業には 2時間ほどかかりました。




      チェーンソーでの整形後、雨水を遮断するための保護材を塗っていきます。
      少しでも長生きをしてほしいと思います。


      10時過ぎから作業を開始して、15時過ぎに無事終了しました。
      作業に従事していただいた3名の方 大変お疲れ様ででした。

    2.歩道に落下した枝等の除去作業などの様子

      作業は、10月22日(月曜日) に実施しました。
      歩道上に落下した枝などを除去して、奥にある 「岩木山展望所」 に行けるようになりました。
      作業実施前と実施後の状況です。


      作業の様子です。


      安全に見学できるよう、マザーツリーに近づかないための表示をロープで行いました。
      見学の際は、ロープから中に入らないようにお願いします。


      下敷きになったウッドデッキの撤去も行いました。


      奥の岩木山展望所からの眺めです。



      マザーツリーが折れてしまったことを知らずに訪れた方のために看板に表示をしました。
      折れる前のマザーツリーの写真と、台風で折れてしまったこと、ブナの寿命からするとマザーツリーは長寿なこと、この姿も自然のサイクルの一コマであること を記入しています。



    あとがき

      平成29年度、マザーツリーには、 約5400人の方々が訪れて来てくれました。
      平成30年度、10月22日現在で、約4300人の方が訪れてくれています。
      昨年と比較すると減少しましたが、台風の影響で折れた直後の9月7日から10月22日まで 約1500人の方が来てくれています。
      間もなく 白神ラインが冬の通行止めに入るので、マザーツリーが見られるのもあとわずかです。
      以前のような姿を見ることは出来ませんが、数百年という広葉樹林の自然のサイクルを身近に見学出来るところはそう多くありません。
      マザーツリーが、これからどのように変わっていくのか、是非 足を運んで下さい。
      あと数百年後には、きっと素晴らしい広葉樹の森が出来ているかもしれません。
      どんな森が出来るのか それを想像するだけでも楽しいと思いませんか?


    お問合せ先

    津軽森林管理署

    ダイヤルイン:0172-27-2800
    FAX番号:0172-27-0733