小学生を対象とした森林教室の開催について(平成29年9月7日・8日実施)
地域の産業である林業と白神山地世界遺産について理解を深めることを目的として、鰺ヶ沢町内の2小学校を対象に森林教室を実施しました。
森林教室は、津軽森林管理署と津軽白神森林生態系保全センターが連携して実施しました。
メニューは両校とも同じで、午前中は、ノコギリを使っての体験林業(除伐・枝打・つる切り)と北限の天然スギを見学。午後からは、白神の森遊山道で職員の説明を受けながら散策を楽しみました。その様子を写真で紹介します。
9月7日(木曜日)西海小学校5年生 23人
9月8日(金曜日)舞戸小学校4年生 33人
森林教室の様子
体験林業 (上段が西海小学校、下段が舞戸小学校)みんな真剣な表情です。友達と助け合ってもくもくと作業をしています。
「終了~」の声に「もっとやりた~い」
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天然スギの見学 (上段が西海小学校、下段が舞戸小学校)
その大きさに、みんなビックリ!!木の大きさを体と機械を使って実感しました。
木の高さは、「バーテックス」という機械で計りました。
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白神の森遊山道での散策 (上段が西海小学校、下段が舞戸小学校)
遊山道の説明を受けてから林内の散策へ。クマの爪跡、大木の空洞、水源地など見所が盛りだくさん。
でも、一番みんなが盛り上がったのは、トチの実拾いでした。
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終わりに
人間が生きていくために必要な水や空気など、普段あまり意識しない身の回りで当たり前になっていることの多くは、実は目の前にある山に行くとその仕組み(自然の循環)がよく分かります。森林での体験を通じて、林業のこと、自然環境の大切さ、森林と人間との関わりなどを知ってもらいたい、という思いで森林教室を行いました。
子供たちは、ノコギリを持っての作業は、助け合って真剣に、天然スギの見学では、その大きさに感動し、散策を通じて様々な植物や自然の時間の流れを体験しました。
この体験を通じて、子供たちが少しでも、森林・林業や白神山地の自然環境に関心を持ってくれたらうれしいです。
お問合せ先
津軽森林管理署
ダイヤルイン:0172-27-2800
FAX番号:0172-27-0733