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11月の国有林
早池峰山の前山ともいえる薬師岳。写真は附馬牛大出の大野平から撮ったもの。
広々とした採草地と傘を広げた形の薬師岳がマッチしている。カラマツ、白樺、広葉樹も多くありる。
遠野は熊の多いところで有名であるが、薬師岳中腹には熊の巣が多くあり、この地域も熊をよく見かけるところである。
この奥でキノコ採りの人が熊に吠えられて帰ってきたが、熊にすれば自分の住みかにきたので追い返しただけであろう。
上記の大野平から蛇滝林道を奥に行ったところ。このころは紅葉も終わりブナ特有の白い肌がきわだっている。
数年前に択伐をしていますが、母樹となるブナの木もよく残されており、ブナの子どもが育っています。
小田越から早池峰山の登山道沿いであるが夏に咲いていた花も、緑の植物も終わり、蛇紋岩の山肌が特徴的であった。ハイマツのみが緑を際だたせていた。
隣の薬師岳は花崗岩であり、岩肌の違いが印象的であった。
登山者も少なく静かな山登りができたが、風は冷たく体ごと凍りくようであった。
附馬牛大出の大野平から撮影。うっすらと雪をかぶった薬師岳と葉の落ちたカラマツが秋の終わりを告げているようで物悲しい。
ブナの巨木にびっしりとついたナメコ。
通常は冬に倒木した木につくキノコだが生きた木についていた。
よく見たらナメコがついた部分だけ枯れていた。
このブナが倒れる日もそう遠くないのかもしれない。
ちなみに、椈と書いて「ぶな」と読む。橅(木に無)と書いてもぶなと呼ぶが、この「椈」の漢字の方が好きだ。