「遊々の森」(産土の森)で地元中学生が林業体験

• 実施年月日 : 平成28年7月1日(金曜日)
• 実 施 場 所 : 岩手県大船渡市末崎町末崎山国有林59林班
• 参 加 者 等 : 大船渡市立末崎中学校3学年生徒(27名)、教職員(4名)、三陸中部森林管理署職員(15名) 

  三陸中部森林管理署では、平成15年から大船渡市立末崎中学校と「遊々の森」の協定を締結し、「森林と海との関わり」への理解を深めていただく取組を支援しています。

  「遊々の森」は、「産土(うぶすな)の森」と名付けられています。産土とは、「その土地に生まれた」ことを意味し、総合学習の時間「産土タイム」では、「海と生きる」のもと、地域の森林と海とのつながりなどを学習しています。

  6月24日に署職員が講師となり、「海を育む森林づくり」、「現地作業での注意点」などについて、生徒の皆さんが事前学習を行いました。

  7月1日に署職員の指導により、生徒の皆さんは、先輩たちが植えたスギなどの下刈及び、シカなどの食害にあった箇所へコナラ、クリを60本補植しました。また、食害から苗木を守る苗木保護ネットの設置、スギの間伐などに奮闘しました。

  「間伐では、木を倒すことはもちろんだが、受け口を作ったり、狭い隙間に倒すことが難しかった」、「木の年輪を見て、大木になるための大変さ、森の手入れすることの苦労が分かりました」、「森の水がきれいで栄養がたっぷりあると、海が元気になることが分かった」などの感想がありました。

 

1.事前学習	2.作業前に植付の実技指導
3.下刈作業	4.植付作業
5.苗木保護ネットの設置	6.間伐作業