(2)自然維持タイプ
貴重な生態系の維持、野生動植物、遺伝資源等の保護や維持を行うための管理を行います。
森林生態系保護地域
貴重な野生動植物を保護するため、栗駒山・栃ヶ森山周辺森林生態系保護地域を設定しています。
森林生態系保護地域は、国有林のうち原生的な動植物の保護、遺伝資源の保存、学術研究に役立てるために設定したもので、保存地区と保全利用地区に区分されています。
保存地区は、森林生態系保護地域の核となる部分で、人手を加えず自然の推移に委ねることとしています。
保全利用地区は、保存地区に外部の環境変化の影響が直接及ばせない緩衝的な役割を担っています。また、自然観察・森林浴など森林レクリェーションの場として利用することができます。
栗駒山・栃ヶ森山周辺森林生態系保護地域の位置図
緑の回廊(コリドー)
緑の回廊は、保護林と保護林を樹林帯で結んだもので、森林の連続性を確保して、生物多様性を維持する効果を期待するものです。
当管内では、栗駒山の森林生態系保護地域から、船形山植物群落保護林までの間、(延長73km、面積10,143ha)が奥羽山脈緑の回廊の一部を形成しています。
また、平成27年3月には、特異な災害形態のみならず、我が国における今後の防災対策等に関する貴重な地質、地形がまとまってみられる荒砥沢地すべりを新たに特定地理等保護林に指定しました。(面積91.49ha)
緑の回廊(コリドー)図
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ダイヤルイン:0229-22-2074
FAX番号:0229-23-8624