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造林事業においては、それぞれの森林について、それぞれの機能類型(山地災害防止タイプ、水源かん養タイプ、自然維持タイプ、森林空間利用タイプ、快適環境形成タイプ)が十分に発揮できる健全な森林づくりを進めています。
主な作業は次のとおりです。
地ごしらえ(じごしらえ)
植え付けの準備のために雑草木や伐採木の枝などの除去や地ごしらえ(じごしらえ)。
(地ごしらえ前)
↓
(地ごしらえ後)
植付(うえつけ)
苗畑で2年から4年程度かけ、育てた苗木を植栽します。
苗木は植える土地にあった種類の木を植えますが、金木支署では、 主にスギを植えています。植える時期は一般的に春ですが、秋植の場合もあります。
(植付の様子)
実生更新(みしょうこうしん)
母樹となる木から落ちた種より発生した苗を育てる作業を実生天然更新と言います。
伏条更新(ふくじょうこうしん)
地面近くから横に張り出した下枝が地面に接するとその枝が根付いて成長していくという方法です。ヒバの特徴でもあります。
(ヒバ林の林床に生育するヒバ稚樹)
下刈(したがり)
植付後、数年間は植栽した苗木(植栽木)の生育を妨げる雑草やかん木類の刈払いを行います。
(下刈前:苗木に雑草が被っている状態)
(下刈後:苗木の周囲が刈払われた状態)
(下刈りの様子)
つる切(つるきり)
苗木に巻き付く「つる類」を取り除きます。通常は、除伐の時につるの除去も行います。
除伐(じょばつ)
植栽木や有用な広葉樹などの生育を阻害する他の樹木を伐り除きます。
間伐(かんばつ)
植栽木が成長するに従って、木と木の間がこみあい十分な成長が出来なくなります。このため、目的にあった木を育てるため木を間引く作業を行います。
また、間伐が行われず、太陽の光が届かなくなった林床は草木が育ちません。むき出しになった地表では、土壌の保水機能が失われ、雨による土壌の流出が生じます。森林の公益的機能を発揮させるうえでも、間伐はとても重要な作業の一つで
す。間伐は生育状況などに応じて数回行われます。