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岩手北部森林管理署

公益的機能

機能類型にふさわしい森林の取扱い

私たちは、国土の保全や水資源の涵養、自然環境の保全などの公益的機能の維持増進を重視した管理経営を推進しています。新たに森林の機能に応じて5つのタイプに区分し個々の森林に応じた施業を推進していきます。 

公益的機能図

 *快適環境形成タイプは、計画区においては指定されていません。

 

 

山地1

大更小(森林空間タイプ)

山地災害防止タイプ

森林空間タイプ

八幡平パト(自然維持タイプ)

自然維持1

自然維持タイプ

水源涵養タイプ

 

公益的機能を高めるための様々な取組み

保安林の整備

森林には、水源の涵養、災害の防備、保健、風致の維持など、私たちが安全で快適な生活をするためにはなくてはならない大事な働きがあります。こうした機能の発揮が特に求められる森林については、森林法に基づき「保安林」として指定し、適切に保全しています。管内国有林の71%にあたる37,511haの森林が保安林に指定されています。

()は水源涵養保安林と保健保安林の重複保安林で外書


(単位:ha)

 水源涵養保安林

34,815

 土砂流出防備保安林

2,271

 土砂崩壊防備保安林

149

 なだれ防止保安林

34

 保健保安林

              (重複保安林)

242

 (7,848)

合計

37,511

 

保健保安林(安比岳国有林)

保健保安林(安比岳国有林)

 

レクリエーションの森の整備

森林と人とのふれあいの場を提供するため、四季折々の自然の美しさを楽しむことができる自然観察教育林、森林スポーツ林、野外スポーツ地域のレクリエーションの森を設定し、森林とのふれあい環境を整備しています。 

rekumori_hyo レク森図

 

巨木を育む森、安比ブナの二次林

焼走り自然休養林

奥中山高原スキー場

安比自然観察教育林

焼走り自然休養林

奥中山高原スキー場

 

保護林の指定

国有林では、貴重な野生動植物が生息・生育する森林などを保護林に指定し、その保護・保全に努めています。当署管内では、八幡平の高層湿原などの亜高山帯の植物群落、夏氷山の風穴植物、平糠の北限のイヌブナ群落、南部アカマツの系統をくむ松森山御堂松などの希少な植物群落を保護管理するための4箇所6,434haの保護林を設置しています。

 

保護2 hogorin_sitei

 

 

八幡平植物群落保護林

八幡平植物群落保護林

 

緑の回廊の設定

多様な動植物が継続的に安定して生息・生育するためには、まとまりのある森林が連続して存在する必要があります。東北局では、青森県八甲田山から宮城県蔵王に至る延長400kmの保護林のネットワーク「奥羽山脈緑の回廊」を設置しています。
当署管内には延長34km、4,518haが設定され抜き伐り等の施業を実施しながら野生生物との共生の森づくりに取り組んでいます。また、平成23年度には施業の効果を把握するためのモニタリング調査試験区を設定しています。

 

緑の回廊

緑の回廊1

 

緑の回廊3

緑の回廊7

緑の回廊イメージ図

 

 

 

 

緑の回廊位置図(中央の赤い線)

緑の回廊位置図(岩手北部署内)

 緑の回廊イメージ

 

その他関連法令の指定状況

管内国有林には、各種法令に基づき自然公園、鳥獣保護区などに指定されている区域があり、景観の保全、鳥獣保護等に役立っています。

 

(単位:ha)

法令

砂防法

自然公園法

鳥獣保護及び
狩猟に関する法律

文化財保護法

名称

砂防指定地

十和田八幡平
国立公園

鳥獣保護区

県指定天然
記念物

面積

294

6,437

6,906

8

13,645

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