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東北森林管理局

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    事務所の沿革

       旧青森分局の管轄区域は,青森,岩手,宮城の三県にまたがり,藩政時代の津軽,南部,伊達の三藩を包含した区域に該当する。すなわち津軽藩は陸奥国の西部地方にあたる東,南,西,北及び中津軽郡(以上青森県)の5郡を占め,南部藩は陸奥国の東部地方にあたる上北,下北,三戸(以上青森県)及び二戸(岩手県)の4郡及び,陸中国九戸,上閉伊,下閉伊,岩手,紫波,稗貫及び和賀(以上岩手県),鹿角(秋田県)の8郡,伊達藩は陸中国南部地方の江刺,胆沢,東磐井,西磐井(以上岩手県)の4郡,陸中国気仙郡(岩手県)並びに現在の宮城県下16郡を統べていた。

       旧藩時代における上記の各藩は,いずれも森林経営を藩の重要施策として山林の保護監守並びに造林奨励のため,それぞれ特色のある管理経営構造を設けて山林制度の整備強化を図り,林業の振興に努力を払ってきたが,明治維新の政変に際しては,諸般の制度と共に林政もまた一大変革をきたし,藩有の森林はすべて官有林に編入され,官林事務は民部省地理司のつかさどるところとなり,その後大蔵省勧農寮,ついで内務省地理寮に属するなど幾多の変遷を経て明治11年に至り青森県下の官林は青森に地理局出張所を設けて内務省の直轄とし,岩手及び宮城両県下の官林は各々地方庁に所属管理せしめた。更に明治11年山林局の創設に伴ない山林事務は山林局の所管となった。

       くだって,明治19年林区署制度の制定に伴い,青森,宮城両大林区署が設置されたが,以来現在に至るまでの改廃の大要をあげれば次のとおりである。


    明治19年  5月
       林区署官制公布により青森,宮城両大林区署と各地に小林区署を開庁。
     

    明治21年3月
       岩手大林区署開庁。


    明治26年10月
       官制改正により岩手大林区署を宮城大林区署に統合。
     

    明治30年6月
       岩手大林区署を再設。
     

    明治36年12月
       官制改正により岩手大林区署を廃止して青森大林区署に統合。
     

    大正2年6月
       官制改正により宮城大林区署を廃止して青森大林区署に統合。
     

    大正13年12月
       営林局署官制公布により従来の大林区署,小林区署の名称を営林局,営林署に改称,同時に岩泉,一関,高田(気仙沼)及び中新田営林署を新設,36署となる。
     

    昭和4年5月
       増川営林署を分割し今別,大鰐営林署を分割し碇ヶ関,川内営林署を分割し田名部(むつ),佐井,大畑両営林署を分割し大間,盛岡営林署を分割し雫石の各営林署を新設,41署となる。
     

    昭和7年1月
       宮古営林署を分割し川井営林署を新設,42署となる。
     

    昭和13年8月
       沼宮内営林署を分割し新町,川尻営林署を分割し黒沢尻(北上)両営林署を新設,44署となる。


    昭和14年7月
       川内営林署を分割し脇野沢営林署を新設,45署となる。


    昭和16年3月
       遠野営林署を分割し大槌営林署を新設,46署となる。
     

    昭和22年4月
       林政統一に伴い,野辺地,盛岡,遠野の各帝室林野局出張所所管の御料林は,青森営林局の所管となり,また,上記の出張所をそれぞれ野辺地第二,盛岡第二,遠野第二営林署と改称,49署となる。
     

    昭和23年1月
       盛岡第二営林署を盛岡第一営林署に統合し盛岡営林署に改称,遠野第二営林署を遠野第一営林署に統合し遠野営林署に改称,野辺地第一,第二営林署を統合分割して乙供営林署を新設及び野辺地営林署に改称,秋田営林局管内から田山営林署を移管,48署となる。


    昭和24年8月
       青森森林事業場は青森運輸営林署として発足,49署となる。
     

    昭和29年7月
       内真部営林署を廃止して同署の管轄区域を青森,蟹田両営林署に分割,48署となる。


    昭和54年3月
       新町営林署を田山営林署に統合して安代営林署に改称,47署となる。
     

    昭和57年3月
       青森運輸営林署を廃止,46署となる。
     

    昭和61年3月
       碇ヶ関営林署を大鰐営林署に統合,45署となる。
     

    昭和63年3月
       今別営林署を増川営林署に,北上営林署を川尻営林署にそれぞれ統合,43署となる。


    平成2年4月
       川尻営林署を湯田営林署に改称。
     

    平成4年3月
       大間営林署と佐井営林署とを統合し,大間営林署と佐井森林経営センターに改組,42署となる。
     

    平成7年3月
       金木営林署と中里営林署とを統合し金木営林署と青森営林局森林管理部森林技術センターに,水沢営林署と一関営林署とを統合し水沢営林署と一関森林管理センターに,大船渡営林署と大槌営林署とを統合し大船渡営林署と大槌森林経営センターに,仙台営林署と白石営林署とを統合し仙台営林署と白石森林管理センターにそれぞれ改組,乙供営林署を野辺地営林署に統合,37署となる。
     

    平成9年3月
       青森営林健診医療センターを廃止。


    平成10年3月
       鰺ヶ沢営林署と深浦営林署を統合し,鰺ヶ沢営林署と深浦森林管理センターに,大鰐営林署と黒石営林署を統合し,大鰐営林署と黒石森林管理センターに,むつ営林署と横浜営林署を統合し,むつ営林署と横浜森林管理センターに,盛岡営林署と雫石営林署を統合し,盛岡営林署と雫石森林管理センターに,宮古営林署と川井営林署を統合し,宮古営林署と川井森林管理センターに,古川営林署と中新田営林署を統合し,古川営林署と中新田森林管理センターに改組,31署となる。

       これまで,国有林野事業は,時代の要請に応え木材を供給し,経済の復興や経済成長に貢献してきたが,木材の資源的制約による生産量の減少,木材価格の低迷,経営コストの増大等から累積債務を抱え,危機的な経営状態に至る。このため,財政の健全性を回復し,将来にわたって国土保全等の使命を十分に果たし,国民が森林のもつ公益的機能等の恩恵を十分享受していくために平成10年10月に国有林野事業改革関連2法により抜本的改革が成立。これに基づき,公益的機能の発揮を重視した管理経営への転換,組織・要員の合理化,縮減,会計制度の見直し,累積債務の処理等に取組み,国有林野を「国民の森林」としていくため抜本的改革を推進していくこととした。
     

    平成11年3月
       抜本的改革による組織再編に伴い,青森営林局が秋田営林局と統合され,東北森林管理局青森分局となる。また,31営林署は津軽,青森,下北,三八上北,岩手北部,三陸北部,三陸中部,盛岡,岩手南部,宮城北部,仙台各森林管理署,金木,久慈,遠野各支署及び市浦,鰺ヶ沢,大鰐,蟹田,増川,川内,脇野沢,大畑,大間,野辺地,三戸,岩泉,岩手,湯田,花巻,気仙沼,石巻各事務所に改組,11森林管理署,3支署,17事務所となる。なお,8森林管理センター,2森林経営センター,4営林事務所は引続き森林管理署等の下に設置。
     

    平成13年8月
       組織再編に伴い,市浦・大鰐・蟹田・増川・川内・脇野沢・大畑・野辺地・岩泉・岩手・花巻・石巻の12事務所、黒石・横浜・中新田の3森林管理センター,佐井・大槌・白石の3森林経営センター,碇ヶ関・今別・新町・北上の4営林事務所を各森林管理署,支署及び事務所に統合し,11森林管理署,3支署,5事務所,4森林管理センターとなる。
     

    平成16年3月
       組織再編に伴い,東北森林管理局青森分局が廃止となる。また、鰺ヶ沢・大間・三戸・湯田・気仙沼の5事務所、深浦・川井・雫石・一関の4森林管理センターを各森林管理署,支署及び事務所に統合し,11森林管理署,3支署となる。
     

    平成16年4月
       東北森林管理局青森事務所を設置。


    平成26年3月
       現在地(青森森林管理署2階)に移転

    現在に至る。

    お問合せ先

    東北森林管理局青森事務所

    ダイヤルイン:017-781-2117