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青森森林管理署

自然休養林と巨樹の紹介

私たちの森林で緑と友達になってください

当森林管理署管内の国有林には、自然探勝や自然探求ができる自然休養林自然観察教育林、登山やスキーなどが楽しめる野外スポーツ地域などたくさんのレクリエーションの森が設定されています。

 

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眺望山自然休養林の概要

自然休養林

 青森県の青森市と五所川原市にまたがる眺望山自然休養林は、昭和43年(1968年)10月に、林野庁が全国10箇所に設定した自然休養林の一つです。同時に青森県により明治百年記念事業の一環として眺望山と梵珠山一帯を「県民の森」に指定されています。

眺望山自然休養林は、中央区域を東西に県道屏風山内真部線が横断し総面積約1,015ha(青森森林管理署分)で7割が青森ヒバの天然林です。

「眺望山」の名称は、山頂の東屋に、かって「焼山」と呼ばれていた山を、大正7年(1918年)に訪れた農商務省山林局長が山頂から眼下に望まれる陸奥湾、青森市街地、周囲の山並みを賞賛し、「眺望山」と名付けたとされる説明書きがあります。眺望山は、昔はよく山火事が発生したそうで、黒く炭化したヒバ伐根があちこちでみられます。

眺望山自然休養林に訪れた方々に是非一緒に見学して戴きたいのは、「眺望山ヒバ植物群落保護林穴川沢ヒバ成長量試験地があります。

 

眺望山自然休養林セルフガイドマップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東口遊歩道ヒバ林内

登山道東口より歩道を登ると、木漏れがすてきな青森ヒバの林があります。

 

 

展望台

眺望山自然休養林の山頂には展望台が設置されており、展望台からはむつ湾や八甲田連山の山々が望めます。

 

 

西口炊事棟前の状況

登山道西口の歩道入口には、水場、炊事場及青森ヒバのテーブルを設けています。

 

 

 眺望山ヒバ植物群落保護林

 

  1. 位  置   青森市大字内真部字内真部山国有林8林班は1・は2・に小班、9林班は・に小班
  2. 設  定   大正7年(1918年)
  3. 面  積   44.81ha
  4. 林  齢   250年(180~300年)
  5. 目  的
    ヒバ老齢の純林が多い津軽半島のヒバ天然生美林を保存して、林木の配置や林分の構成・成長の過程を観察し、学術上の考証に資するとともに一般施業林に対する取扱い上の指針とする。
  6. 施業方法
    原則として禁伐(大正時代に僅少の被害木が伐採されている。)
  7. 現況等
     おおむね原生林に近い「ヒバ」純林で、林内は大径木が多く形質不良木も相当見受けられ、林冠はうっ閉して陽光の射入が殆どない状態のため暗く、下層植生は耐陰性の強いツルアリドウシ、ツルリンドウ等のほかヒバ稚幼樹がわずかに生育している程度で、その年間仲長量は1cm内外で、樹高50cmのヒバは60年以上も経過しているのではないかと思われる。 このような稚幼樹は、適当な生育条件が整った場合は1年間に60cmも伸長することもある。
  8. 基岩土壌関係凝灰岩石砂岩 BD BD(d) PD II PD皿
  9. 標    高100~175m
  10. 蓄    積534m3(平成3年時 m3/ha)

 

眺望山植物群落保護林2

眺望山植物群落保護林1

 

原則として禁伐としているため原生林に近いヒバの純林となっており大径木が多く林内は薄暗くなっています。

 

 
 

穴川沢ヒバ成長量試験地

 

  1. 位 置青森市字内真部山国有林13ほ・へ林小班
  2. 設 定 大正3年(1914年)1.10Ha(第1試地) 大正14年(1925年)8.15Ha(第2試地)
  3. 林齢約170年
  4. 目的ヒバ択伐林への誘導を目的として施業を繰り返し、林分構成の変化、成長等の経過を明らかにすると共に、生産性が高く、収穫の永続性ができる施業林を創りあげる。
  5. 施業方法等 設定はヒバ林試験地中最も古く、大正3年、,(1925年)西田紀元氏によって設定され、同時に第1回目の択伐を実行した。
    大正14年(1925年)周囲のヒバ林を区画して第2試験地とし、昭和元年(1926年)、昭和8年(1933年)、昭和14年(1939年)、昭和27年(1952年)に合わせて5回の択伐を実行した。その間、中間成長調査や植生調査等も実施。また、昭和57年(1982年)6回目の択伐を行い、跡地は末木枝条の取り片付け等更新補助作業済みであり、その効果が出始めている。林内は概ね稚樹から大径木までの多段林型をなし、適度な陽光があり下層植生も比較的豊富である。

 

穴川沢第一ヒバ林成長量試験地1

 

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  林内は稚樹から大径木までの多段林型となっており、適度な陽光があり下層植生も比較的豊富です。

 

交通アクセス

 詳しくは 

 眺望山自然休養林セルフガイドマップ(PDF:8,944KB)をご覧ください。 

 

馬場山アカマツ巨樹の概要

馬場山アカマツ巨樹上方から

馬場山アカマツ巨樹下方から

林野庁が選んだ全国の「巨樹・巨木100選」に、青森市浅虫馬場山国有林にある「馬場山アカマツ巨樹」が12年4月に選ばれました。この「馬場山アカマツ巨樹」を後世に残すための保全・保護活動は地元、地域住民の多大な協力のもとに行われています。

 

所在:青森市大字浅虫字馬場山国有林302林班は小班

樹高:28m幹周:660cm樹齢:700歳(推定)

 

交通アクセス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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