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津軽森林管理署金木支署

森林官紹介!(平成27年7月)「地域へ積極的な情報発信を」

首席森林官(小泊、市浦担当区)

石戸谷  哲也

平成26年4月の異動で約15年ぶりの現場勤務となった当森林事務所において、配属以来1年余りが過ぎましたが、未だ戸惑いながら日々の業務に従事しているところです。

実は、この森林事務所はかつて森林官として初めて配属された所であり、以前は市浦営林署小泊森林事務所と呼ばれ、そこで結婚・長女を設けたということもあり、思い出深い地で初めて経験する単身赴任の孤独に耐えながらの生活を送っております。

さて、当森林事務所は津軽半島北西部にある十三湖北岸のほとりに位置し、五所川原市市浦地区と中泊町小泊地区所在の国有林を管轄しております。

市浦地区の名所・特産といえばなんといっても十三湖とシジミ(ヤマトシジミ)でしょう。十三湖は、海水と淡水が混合した汽水湖で、周囲は約30km水深は最大でも1.5mほど。 

幻の鳥といわれるオオセッカや天然記念物の大鷲などの姿が観察できるほか、スズキ、チヌ等の好釣場でもあるなど、自然豊かな湖です。もちろんシジミ漁が盛んで、漁獲高は日本一、宍道湖産と並ぶブランド(筆者主観では十三湖産が日本一!)として有名です。

 十三湖

十三湖

一方、小泊地区はといえば、日本海に面し漁業が盛んな地域で特産はイカ(スルメイカ・ヤリイカ)。そんな小泊地区には一寸した伝承があり、小泊岬は徐福伝説(徐福は秦(始皇帝時代)の方士で、始皇帝の命により不老不死の薬を求め東方へ航海し日本に辿り着いたとされている。)最北端の地といわれています。

津軽国定公園の一部となっている権現崎の尾崎山頂上付近にある尾崎神社において、徐福は航海の神として祀られております。

また、権現崎付近の名所としてライオン岩(ライオンの形に見えるらしい…)があり、その周辺は公園として整備されております。

 ライオン岩

ライオン岩

さらに北上すると、折腰内オートキャンプ場や七ツ滝(高さ21mの滝七段の岩肌を伝い流れる)、かつて幕末の志士・吉田松陰が国防調査のため訪れ通ったとされるみちのく遊歩道(通称松蔭道)などレジャースポットが点在しています。 

 七ッ滝

七ツ滝

それぞれ、行楽シーズンには観光客やレジャーで訪れる方たちで結構賑わっております。

そのような中、公私の場面を問わず、観光客の皆さんや地元の方々と会話を交わすことがちょくちょくあるのですが、その会話から察すると一般の皆さんが持っている国有林野事業に対してのイメージは、その大半が未だ古い時代のままのような印象を受けております。

少し残念な気持ちであり、ただお話を伺っているだけでは何も伝わらないことから、シャイで津軽弁しか話せない筆者では国有林の現状・取り組みなどについて、あまり上手に伝えることが出来ていないところもありますが、今後は、より積極的に情報発信していかねばと感じる今日この頃です。

お問い合わせ先

津軽森林管理署金木支署 
〒037-0202
青森県五所川原市金木町芦野200-498
TEL 0173-53-3115
FAX 0173-53-3197

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