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米代東部森林管理署

森林官紹介!(平成27年1月)「地元の利を生かしつつ」

地域統括森林官(花輪・柴内担当区)

髙橋 弘美

私が勤務する花輪森林事務所がある秋田県鹿角市は、青森県、岩手県に接する北東北のど真ん中に位置しています。東北自動車道なら鹿角八幡平ICから盛岡まではおよそ80km、1時間程で着きます。
花輪森林事務所は、鹿角市内の旧尾去沢町と旧花輪町、そして旧八幡平村の一部を管轄しており、お隣の八幡平森林事務所との合同森林事務所となっています。
ここでいずれも1300年の歴史を誇る観光名所を紹介します。

1史跡尾去沢鉱山

歴史を見て、知って、体験できる観光鉱山です。鹿角産業の歴史に欠かせない鉱山で、かつては日本三大銅山のひとつとして繁栄していました。私の両親も勤めていたので「山仕事がつらいのは営林署と鉱山だ」との話を懐かしく思い出します。(近代化産業遺産)

史跡尾去沢鉱山

「史跡尾去沢鉱山」閉山から30年を過ぎ長きにわたり築かれた遺構は当時の面影を静かに映し出している

2花輪ばやし

花輪ばやしは日本一の祭りばやしと言われており、毎年8月19、20日に開催され、豪華絢爛な10台の屋台が数々のお囃子を奏でながら、華やかな踊りとともに花輪町内を未明まで練り歩きます。(ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財)

花輪ばやし

「花輪ばやし」毎年8月19日、20日に開催される花輪祭の屋台行事

3大日堂舞楽

鹿角市八幡平の大日堂(大日霊貴神社:おおひるめむちじんじゃ)において、金色の面をつけて舞う「五大尊舞」など7種類の舞楽が毎年1月2日に奉納されます。(ユネスコ無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財)
歴史深い独特の文化を持つ鹿角ですが、十和田八幡平の豊かな大地が育んだ郷土色豊かな食もおすすめです。全国的に有名な秋田名物きりたんぽは鹿角が発祥の地と言われており「きりたんぽ鍋」は地元の家庭料理です。また明治期から栽培されている「鹿角りんご」、収穫時期を遅らせた「かづの北限の桃」、無農薬牧草と有機飼料で育てた「かづの牛」、そして「鹿角ホルモン」等々があります。
このように鹿角の宣伝に力が入るのもここは自分の生まれ故郷であり、実家があり、母校(花輪高校)があり、学友や親戚縁者が至る所に存在する地域なのです。「故郷は遠くにありて思うもの」の言葉もありますが、そこで生きてこそ良さや有り難さを実感できることもあるのです。
森林官業務は「誰よりも現場のことが良くわかり、そして地域の情報通であること」が大切と考えます。地元の利を最大限に生かしつつ故郷に思いを寄せながら、相手の立場に立って人のため地域のために自分は何ができるのかを日々考えながら業務に精励したいと思っています。

大日堂舞楽

「大日堂舞楽」五大尊舞~金剛界大日如来、胎蔵界大日如来がだんぶり長者に化身し、それに普賢、八幡、文殊、不動の四大明王が仕えた様をあらわしている

お問い合わせ先

米代東部森林管理署

〒017-0031
秋田県大館市上代野字中岱3-23
TEL:0186-50-6130
FAX:0186-50-6133

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