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米代西部森林管理署

森林官紹介!(平成26年9月)「白神の里 地域と共に」

首席森林官(藤琴・真名子担当区)

嶋田 旭

 

私の勤務する真名子森林事務所は、秋田県北部に位置し、青森県と隣接している藤里町にあります。藤里町といえば、世界自然遺産として有名な白神山地(秋田青森両県で約13万ha)ですが、自然遺産地域に指定されたのは隣の二ツ井森林事務所管内(約4,344ha秋田県側)です。この遺産地域は入林が規制され一般観光客は入林することはできません。
そういうこともあり、秋田県側の白神山地で一番入山者数が多いのは、当管内の岳岱自然観察教育林で年間で5千人以上の人が訪れています。この岳岱自然観察教育林は、ブナを主体とした林地で林内には、ウッドチップを敷き詰めた歩道があり、幼稚園の子どもから車いすの方まで散策することができます。また、400年ブナやモリアオガエルが産卵する池、子ども達が入れる穴の開いたシナノキなどを見ながら学習の場として、白神の自然に触れる場として大変人気があります。
5月の連休の頃に山腹に馬の形が見えることから名前がついた、駒ヶ岳(1157.8m)は、頂上から、北に岩木山・八甲田連峰(青森県)、東に田代岳・八幡平、南に森吉山・太平山・鳥海山(まだ見ることが出来ない)男鹿半島、西に白神山・日本海と360度の大パノラマが見られます。登山道途中には、田苗代湿原があります。木道沿いには、エゾノリュウキンカ、ミズバショウ、ショウジョウバカマ、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)、ハクサンシャクナゲ、コバギボウシ等が季節ごとに咲き乱れ、登山者の目を和ませています。

 

田代代湿原のニッコウキスゲ

田代代湿原のニッコウキスゲ

 

県道二ツ井(秋田県)西目屋(青森県)線沿いには、太良峡、釣瓶落(つるべおとし)峠などの景勝地があり、太良峡は藤琴川中流域に位置し、約1kmの遊歩道があります。渓流沿いに位牌岩や不動岩、甌穴、営林署当時の軌道の鉄橋などが見られ、紅葉時期には多くの方が記念写真を撮っています。また、釣瓶落峠から見る桧原沢は、約400mの急斜面に貼りついた木々の紅葉は見事としか書きようがない絶景です。

 

釣瓶落峠から見る紅葉の桧原沢

釣瓶落峠から見る紅葉の桧原沢

 

外にもいろいろ見所はありますが、残念ながら昨年8月9日の豪雨により、土砂崩れや道路の流出等で、現在、関係者以外は通行止めになっており、秋田県・藤里町・米代西部森林管理署が急ピッチで復旧に向け工事を行っています。
 話は変わりますが、最近、ゲリラ豪雨と呼ばれている雨が多く、また、藤琴管内は崩れやすい地形ということもあり、その都度林道の見回りをしています。余談になってしまいますが、このゲリラ豪雨で地元で温泉施設を経営している方が、「この前の雨で裏の滝に真っ赤な水が流れてきた、山が崩れているのでは。」と心配して訪ねてきてくれました。「たぶん滝の上にある町有林ではないですか」といったら、「町から、『たぶん国有林ではないですか』と言われて、ここに来た。」とのこと。確認しないでその場で回答した自分の恥ずかしさを笑いでごまかしながら、「明日、見てきます」と約束、次の日「林道から見る分には、崩れていない」ことを報告しました。最近は、地域の人たちと関わりが少なくなり、こうした人たちの対応を大切にしなければと思いました。

お問い合わせ先

米代西部森林管理署

〒016-0815秋田県能代市御指南町3-45
IP:050-3160-5825
一般:0185-54-5511
FAX:0185-54-5514

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