ホーム > 森林への招待状 > 署長が語る! > 第23回:岩手南部森林管理署遠野支署長(平成27年5月)
岩手南部森林管理署遠野支署「署長が語る!」平成27年5月 岩手南部森林管理署遠野支署 署長 仙北谷 彰 管内の概要遠野支署は岩手県の南東部、北上川の東側に位置し遠野市、花巻市大迫町、東和町にまたがり、北上川中流流域の猿ヶ石川、早瀬川及び稗貫川流域にまたがる約36千haの国有林を管理経営しています。 管内の国有林の大部分が北上高地の山岳林であり、早池峰山周辺森林生態系保護地域を中心に貴重な自然環境であるほか、北上高地緑の回廊などがあります。 また、下流域への農耕地の水がめとして重要な水源地帯となっています。
森林の概況遠野市の面積(82,562ha)の約36%が国有林で、標高250mの遠野市街地を囲むように連なっており、その多くは起伏の少ない高原状を呈し、冬場の冷え込みが厳しいことからカラマツ人工林が多くスギの1.5倍の蓄積を有しています。
低コスト造林への取組平成26年度に低密度植栽試験地を設定し、森林技術・支援センターと連携し、実証の取組に係る現地調査やデーター収集を行っています。
ニホンジカ被害の防止対策ニホンジカによる樹木の食害、農作物の被害が拡大している中で、生息状況や被害状況の把握を行うとともにニホンジカの狩猟支援として、冬期の林道除雪を実施しています。
地域と連携した森林保全管理等の取組NPO法人や遠野市等と連携した森林教室や緑化祭・不法投棄物撤去の実施を行い森林環境教育に取り組むとともに、遠野市の伝統的な馬搬も国有林の隣接地において作業されているので紹介します。
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岩手南部森林管理署遠野支署
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